アイデア発想術として効果的なブレインストーミングですが、ブレインストーミングを実行するためには複数の人間が必要になります。一人だけでブレインストーミングを実行することはシステム上不可能ですが、ブレインストーミングの練習なら家で一人で行うことも可能です。
普段から練習をしておくことでブレインストーミング本番に備えることができるようになり、より豊かで斬新なアイデアを生み出すことができるでしょう。今回は、家でも出来るブレインストーミングの練習方法を紹介します。
使い道を考える
何かの道具を一つ頭に思い浮かべ、その道具の使い道を20種類思い浮かべてください。道具の使い道というのは、普段の生活の中で触れている道具であればあるほど先入観を持って考えてしまうものです。20種類という数を設定することで先入観だけでは発想を賄うことができず、新たな発想を生み出す必要に迫られます。
様々な場面を思い浮かべることで常識にとらわれない道具の使い方を発送することが可能になり、自由で柔軟な思考のトレーニングになります。ブレインストーミングで最も重要なのは、何物にもとらわれない自由な発想から生まれる斬新なアイデアです。この練習方法を実践することでより柔軟な思考が身に付き、ブレインストーミング本番でも多彩で新鮮なアイデアを提供することができるようになるでしょう。
やり方を考える
一見不可能に思える課題を設定し、そのやり方を考えることで発想力を鍛える練習方法です。「明日までに一億円手に入れるには」「琵琶湖を東京に持ってくるには」「自宅で象を買うには」「独立国家を築くには」など、課題が現実離れしたものであればあるほど発想が飛躍しやすくなり、大胆で思いがけないアイデアを生み出す練習になります。課題はどんなものでも構わないので、ちょっとした空き時間に思考実験として実践するだけでも頭をやわらかくほぐす効果があります。
ピンチを想定する
突然自分が襲われた場合どのように対処するか、ということを考える練習方法です。部屋の入り口から防寒が飛び込んできた場合どのように対処するのか、身の回りにある品物を使うなど様々な方法がありますが、あらゆる対処法を考えることでより実践的なアイデアを生み出すことができます。
アイデアを生み出すためのコツは、目の前にあるヒントを生かしてアイデアに結びつけることです。まさかの時の対処法を考えることで、身の回りにある道具を工夫するという意識が生まれ、すでにあるものに新たな価値を見出すトレーニングになります。
ブレインストーミングの練習方法は、どれも奇抜で斬新なアイデアを生むためのものです。当たり前の常識でも、見方を変えるだけでブレインストーミングの課題として利用することができます。柔軟な思考は才能ではなく、練習によって生まれるものです。一人でできる練習を積み、ブレインストーミングをより質の高いものにしてください。
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