企画書や提案書を作成する仕事は、ある意味時間との勝負でもあります。限られた時間の中で、どれだけ情報を集めて、内部調整を行うか。企画の実施体制が確固たるものであればあるほど、採択の可能性が高まるでしょう。
しかし、それをきちんと伝えられる企画書でなければ通らないのも事実です。内部調整、そして企画書の作成。どちらにどれだけ時間をかけるかは悩みどころです。そこで、企画書や提案書が短時間でわかりやすく作成できれば、その他のことに時間をかけることができるでしょう。今回は企画書や提案書を簡単に作成するためのポイントを紹介します。
過去の企画書を調べる
以前採択された企画書が見られるのであれば、それを参考にしましょう。案件は別のものでも構いません。企画の内容を参考にするのではなく、構成を参考にします。
採択された企画書は、読む人に説得力ある作りをしている場合がほとんど。「はじめに」から「現状と課題」、「提案内容」まで、どのような展開をさせているのか、調べてみます。また、採択の決め手となったのは、どの辺りにあるのか、考えてみましょう。
フォーマットを作る
今回作る企画書のフォーマットを作りましょう。前述した企画書を参考にして、「はじめに」から「提案内容」「予算」まで項目を決めていきます。イメージとしては、目次に記載する項目です。この項目作りは、一度作ってしまえば、あとはどのような企画書にも応用することができるでしょう。このフォーマットが、時間短縮のカギになります。
企画書の書き方は項目・要点・説明
項目が出来上がったら、次にいよいよ内容を書いていきます。しかし、いきなり完璧なものを書こうとするのは、逆に非効率です。提案内容を俯瞰的に見るために、まずは、ポストイットやメモ帳などの小さな紙に、各項目の要点を書いていきます。各項目紙1枚におさめるのがルールです。
例えば、「現状と課題」という項目であれば、「近年の傾向」「売り上げ推移」「お客様の声」など、3点ほどに絞り、箇条書きにしていきます。提案内容なども同様です。そのようにして要点が書き終わったら、目次に沿って並べて、全体を見渡してみましょう。
【項目名】
・要点①
・要点②
・要点③
(①②③の説明)
※項目名と要点は太字で
あとはこの箇条書きの要素に説明を加えて、企画書を作っていくだけ。イメージとして、1ページに上記のように書いておけば良いでしょう。項目と要点が出来上がっているので、作成は簡単だと思います。
いかがだったでしょうか。実はフォーマットを作り、項目・要点・説明の手順で進めば、案外企画書は簡単に作成できるもの。限られた時間を有効に使って、ぜひ採択をものにしてください。
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