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課題から逆算して「目標」を決める!ブレインストーミングを行う前に掲げるべき最終目標

Shingo Hirono

2014/04/24(最終更新日:2014/04/24)


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by Irish Typepad
 アイデア発想に高い効果を発揮するブレインストーミングですが、ブレインストーミングをする上で重要になるのが最終目標です。ブレインストーミングは最終目標へ進むための作業であり、最終目標が無ければブレインストーミングは効果を発揮しません。今回は、ブレインストーミングで掲げるべき最終目標について解説します。

問題の解決

 ブレインストーミングとは、これまでになかった斬新なアイデアを生み出すための発想術です。ブレインストーミングを実施することにより、型にとらわれない発想を源にした新たなアイデアを生み出すことができます。

 ブレインストーミングで生まれるアイデアは、事前に設定した課題をクリアする形で生まれるアイデアです。そのアイデアを正しく実践すれば、課題として設定した現実の問題を解決することができるでしょう。

 もちろんアイデアを生かす方法には工夫が必要ですが、やり方さえ間違えなければ、ブレインストーミングを利用して問題解決を実現することができます。

新たな価値の発見

 ブレインストーミングでは、従来の考え方にとらわれない柔軟な発想が重要視されます。柔軟な発想から生まれたアイデアは、過去に類を見ないような斬新なアイデアとなり、世界に新たな価値をもたらすことが可能になります。

 新たな価値の発見とは、ビジネスにおいては新市場の開拓という意味になります。それまで顧客も企業も気づいていなかった価値をブレインストーミングを通じて発見することができれば、それを商品化することで従来の商品とは全く別の市場を開拓することができるでしょう。

 新しい価値によって作られた市場には先行企業がいないため、新規参入した企業が最初の企業として独占的優位性を獲得することになります。

改善の実現

 ブレインストーミングは、すでにあるものの改善案を生み出す時にも効果を発揮します。低迷する売り上げを伸ばしたり、観客動員数を増やしたり、知名度を上げたりといったことに対して改善案を提示するには、ブレインストーミングを通じて現状を分析し、どのような点を改善すれば望ましい結果が得られるのか、という形で改善案を生み出すことが可能です。

 一つのアイデアを参加者全員の意見によって高めていくのが、ブレインストーミングの基本的な進め方です。前提となるアイデアを現在の状態に設定しておけば、目指すべき目標が改善の実現ということになり、生まれるアイデアは現状に対する改善提案ということになります。


 適切な最終目標を設定しておけば、方向性を誤ることなく理想的な形でブレインストーミングを実践することができます。最終目標と課題は密接な関係にあります。課題と最終目標が正しく設定できれば、参加者は柔軟な発想からアイデアを提供しやすくなり、ブレインストーミングの効果は高まります。

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