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「種類」と「量」の2軸で細分化!仕事量が多いと感じた時の考え方と対処法

Shingo Hirono

2014/04/22(最終更新日:2014/04/22)


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by bwminseattle
 「仕事量が多い」と感じ、それがプレッシャーになることが時として起こります。プレッシャーは仕事の妨げになるため、それを上手に解消して、スムーズに仕事をこなしていかなければんりません。量が多いのであれば、より効率的に仕事をする必要があるでしょう。安定した気持ちで仕事に取り組むための考え方と、対処法について説明します。

仕事の全体を漠然と眺めることをやめる

 自分の担当している仕事全体を漠然とながめ、「仕事量が多いなあ」と感じてしまうケースが少なくありません。多いと感じ、ため息をついていては、仕事の進捗はさらに遅くなってしまいます。

 もちろん全体を把握することは必要です。しかし、そればかりを眺めていることはマイナスにしか作用しません。全体を眺めることをやめ、仕事を分けて考えてみましょう。数種類の仕事を担当しているなら、種類別に分類。単一の仕事の場合は、それをいくつかのパートに分けてみるのです。

 全体で「10」の量の仕事だとしたら、その「10」を見ることをやめて「1+1+1+…」というように分けて考える。つまり、その「1」の積み重ねが、結果として「10」になるという考え方です。結果は同じでも、「1」の仕事だけを見て実際の作業をすることによって、不要なプレッシャーは解消されます。その結果、集中力を持って、効率的な作業ができるというわけです。

1日単位のスケジュール作成と目標設定

 そうして分けた仕事を、1日単位で考えて管理しましょう。よく、「登山のコツは足元と少し先だけを見ること」と言います。高い山に登るときに、その頂上がかり見つめていると、精神的疲労感が高まってしまうためです。「ゴールはまだあんなに遠い」と感じ、それが疲労感につながるというわけです。

 仕事も同じです。仕事量が多いと感じたら、まず「足元」を見ることを考える。具体的には、仕事を「1日単位」で考えるのです。その日1日だけのスケジュールを作り、時間単位の目標設定をしてみましょう。ここでも、考え方のベースは「積み重ね」です。「1」の仕事をこなすためにかかりそうな時間を想定し、それより少しだけ短いタイムリミットを「目標」として設定するといいでしょう。

 担当する仕事の種類や自分の能力に応じて、たとえば「昼休みまでにこれだけの仕事をする」とか、「午後の休憩時までには、これだけの仕事を完了させる」というような、大まかな目標設定でも構いません。「目安」を遠くない距離に置くことによって、焦らずに仕事を進めていけるでしょう。


 上司は部下に仕事を与えるときに、「これくらいの仕事量なら、何とかこなしてくれるだろう」と考えたはず。ですから、多くの場合、「仕事量が多い」と感じても、実際にはギブアップすることなく完遂できるものです。

 ただ、「誰が見ても過剰すぎる、能力の限界をはるかに越えた仕事量」というケースも、ないわけではありません。そういう場合は、周囲の意見も聞いた上で、仕事量の削減を上司に申し出ることをおすすめします。

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