日々、仕事をしていく中で、上司や取引先、あるいはお客様から怒られるシーンがどうしても出てきます。そういうことが起こらないように気をつけて仕事をしていても、思わぬミスや不可抗力など、避けられない原因も時にはあるため、完全にゼロにすることはできないでしょう。
怒られた時、ただ嫌な思いをし、気持ちが落ち込み萎縮してしまったのでは、その経験を仕事に活かすことはできません。怒られて損するだけです。では、どうしたらその経験をプラスに転じ、自分の成長のためのチャンスに変えることができるのでしょうか。3つの方法を紹介しましょう。
1. 「怒る人」を観察し、あるべき対応の仕方を考える
仕事で怒られたときは、真摯に謝罪し、誠意を持った対応をしなければなりません。しかし、それを成長のチャンスにするには、同時にしたたかな意識を持つ必要があります。
謝罪し、反省しながらも相手、つまり「怒る人」を観察してみましょう。そして、それに対応する方法を考えるのです。いわば「上手に怒られる方法」の考察です。相手の怒り方に応じて、その感情を鎮めるにはどう対応したら良いか、どうすれば相手を納得させることができるかを、考えましょう。ありがちな「ごまかし」や「言い訳」はつまり「下手な怒られ方」ということになります。
さらに、自分が怒る立場になったときのために、「上手な怒り方」も考えることをおすすめします。それらの考察は後の仕事に生かすことが出来、仕事の成長につながるはずです。
2. 怒られた経験を自己分析
怒られるからには何か原因があるわけです。自分に非がある場合も、そうでないケースも、原因は必ず存在します。その原因と自分の取った対応について自己分析してみましょう。改めるべき点や、あるべき意識の持ち方などが、分析から明らかになってくるでしょう。これはそのまま仕事に活かすことができ、成長に導いてくれるはず。まさに「成長のためのチャンス」というわけです。
3. 「怒られることを怖れない」マインド作り
人間誰しも怒られることを怖れます。それは自然な感情ですが、仕事においてその「怖れ」は、しばしばマイナスに作用してしまいます。怒られることを怖れるあまり、小さな範囲内の仕事しかしようとしなくなったり、キャリアアップを自ら否定したり、要するに「消極的なビジネスマン」になってしまうケースが多いのです。
そうならないためには、マインドの持ち方が大切。怒られる機会をなくす努力はもちろん必要ですが、「怒られることを怖れない。もし怒られてしまっても、上記のような方法で自分の仕事を成長させるためのチャンスに変えられるのだ」という意識を持つようにしましょう。
ほとんどの人は、仕事で怒られる経験を自分の成長につなげようとは考えていないものです。そもそもそうした発想がないでしょう。ですから、「怒られ上手」「怒り上手」になることで、他の人たちに差をつけることが十分に可能です。
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