より質の高い仕事をするためには、仕事を通じて成長していかなくてはいけません。成長が無くては新たな仕事に対する取り組みも生まれず、いつまでも同じような仕事にてこずることになってしまいます。
成長とは段階を追って行われていくものですが、仕事の成長に関しても段階が存在します。次の段階へのステップアップを目指して、たゆまぬ努力を続けていくことが、成長するための唯一の方法です。今回は、仕事で成長していく過程での段階について解説します。
1. 新人
新人とは、まだ仕事を始めたばかりの段階です。新人は仕事に対する深い知識はなく技術も未熟なため、責任ある仕事を任せることは不可能です。
新人の段階で一番に考えるべきことは、次の段階への成長。新人は通過点であり、次の段階へ進むためのステップです。いつまでも新人のままでいるわけにはいきません。なるべく早く仕事を覚え、必要な知識やスキルを身に着けることが重要になります。
新人にとって上の段階にいる人たちは、自分の上司や管理者であると同時に成長のための指導役となる存在です。早く成長して次の段階に進むためには、同僚や上司との関係を良好なものにし、成長に協力してもらえる体制を作ることが重要になるでしょう。
2. 一人前
一人前の段階に来たら、責任ある仕事を任されるようになります。新人時代から学んできた知識やスキル、経験を生かして立派な仕事をすることが求められます。一人前になれば仕事に対して積極的な提案を求められる機会も増えますし、自分なりの工夫で仕事に取り組んでいかなければなりません。上の指示に従っていればよかった新人時代とは異なり、自分なりのオリジナリティや個性を発揮して仕事に取り組む姿勢が重要になります。
一人前のもう一つの重要な仕事が、新人の指導です。一人前になれば初めての部下として新人が配属されることになりますが、新人を指導して成長を促すのも求められる重要な役割の一つ。
新人は最初は戦力になるどころか、不慣れな仕事ぶりで仕事の足を引っ張る存在。新人が立派に成長するかどうかは、指導役の育成能力にかかっています。自分が新人だった頃を思い出しながら、早く一人前に成長するように指導する必要があります。
3. ベテラン
一人前になってからもさらに努力を続けることで、ベテランと呼ばれる段階に入ります。ベテランともなれば仕事の能力は相当高いものになり、一人前の社員が解決不可能な問題でさえ解決することが可能になります。
ベテランはその豊かな経験を通じて職場や仕事の改善提案をするのも重要な仕事の一つです。経営に大きく関わる立場に含まれることもあるので、ベテランの扱いによって企業の運命が決まるといっても過言ではないでしょう。
仕事の成長を段階に分けて認識することで、成長に必要な要素や流れをわかりやすく理解できるようになります。実際の仕事では上の段階を目指して努力することが自己を高めることに繋がり、周囲との関係性を良好なものにしていくことでしょう。
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