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「やる気」を高めすぎるのはNG!昇進後に感じる仕事の「プレッシャー」を軽減する方法

Shingo Hirono

2014/04/22(最終更新日:2014/04/22)


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by Kalexanderson
 組織で働く人にとって「昇進」は大きな目標であり、日々の仕事のモチベーションを高めてもくれます。ですから、昇進が決まれば誰しも嬉しく感じるもの。高揚感も抱くことでしょう。しかし昇進した直後は、逆に、仕事の責任が増したことを実感し、大きなプレッシャーを抱いてしまうことが少なくありません。

 そのプレッシャーを完全になくすことは難しいですが、意識の持ち方によって軽減することは可能です。では、どのような意識を持てばいいのでしょうか。

「期待に応える」ことを義務と考えない

 生真面目で仕事に対するモチベーションの高い人ほど、昇進後に大きなプレッシャーを感じてしまう傾向があります。それはなぜか。「自分を昇進させてくれた会社や上司の期待に、なんとか応えなければ」という意識が強いからです。

 その人の実績や実力、スキル、将来性を評価したからこそ、会社や上司が昇進の判断をしたことは確かです。このことは「自信」につながると同時に、プレッシャーを生んでしまいます。「その評価に応えなければならない」という意識が、精神的な重圧を自ら生み出すのです。

 期待に応えるというのは、日々の仕事を積み重ねた先にある結果に過ぎません。最初からそれを強く意識し、義務のように感じる必要などまったくないのです。自分を評価してくれた会社や上司に感謝しつつ、あくまでも「自分のため」に仕事をすること。この「自分のための仕事」という意識を持つだけで、プレッシャーは軽くなるはずです。

最初から「マネジメント」を意識過ぎない

 昇進によって変る仕事の中で、もっとも大きいのが「マネジメント」でしょう。始めて管理職についた人は当然ですが、管理職のランクが上がる場合の昇進でも、マネジメントする部下の人数や責任の重さははっきり変ってきます。部下のマネジメントが任務の一つであることは言うまでもないでしょう。しかし、特に始めて管理職についた人が、最初からそれを強く意識しすぎると、大きなプレッシャーにつながってしまい、仕事をスムーズに進められなくなってしまいます。

 ですから、最初は「マネジメント」よりも「チームワーク」を意識して仕事をするといいでしょう。自分もそのチームの一員であると意識し、良好な人間関係の構築に、まずは努めるのです。良好な人間関係ができると、自然にマネジメントもしやすくなります。「部下は仲間であり、時には自分をサポートしてくれる頼もしい味方」と考えるだけで、気持ちは楽になるでしょう。

 始めて管理職を経験する人は、「チームのメンバーが、何か対外的なトラブルを起こしたとき、相手に頭を下げるのが自分の仕事だ」というぐらいの意識を持つと、プレッシャーは軽減しますし、無理なくマネージメントの仕事もできるようになるでしょう。


 昇進後にプレッシャーを感じるということは、つまり、それだけ責任感が強く、仕事に対する意欲が強い証拠です。そう自己評価をし、上記の意識改革をしてプレッシャーを軽減することをおすすめします。

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