仕事がデキるビジネスマンになるためには、普段から自分の業務を見直して改善点を探していかなくてはいけません。自分では問題のない仕事ぶりだと思っていても、改めて自分の仕事を見直すと意外と改善すべき点が見つかるもの。
改善点を探すためには、どのような点に注意すればよいのでしょうか。今回は、普段の仕事の業務を改善するための工夫について解説します。
1. 作業量をチェックする
自分が仕事をどのくらいのペースで処理できているのかという作業量を調べることで、仕事の進め方が適正な水準であるかどうかをチェックすることができます。もし、作業量が他の人と比べて低い場合、あなたの仕事ぶりには何か問題点があるということです。
その場合、作業を工程ごとに細分化して再び作業スピードをチェックし、どこの作業スピードが遅れているのかを確認すべきです。作業スピードが遅い点が見つかれば、そこが改善すべき問題点になります。なぜ作業スピードが遅いのかを分析し、適切な対処法を見つけ出さなければなりません。
2. 無駄な作業はないかチェックする
どんなに効率よく仕事を進めているつもりでも、作業の中に無駄な工程が紛れてしまっていることは珍しくありません。作業を一から見直して、無駄な点はないか確認してみましょう。作業の重複があれば重複を解消することが改善になりますし、余計な労力がかかっている点があれば、そこが改善すべきポイントになります。
部品の箱が離れた場所においてあれば、部品を取りに行く手間が無駄な作業になりますし、何度も品質チェックを繰り返している場合は一度で済ませることができるかもしれません。客観的にチェックするためには、ビデオで仕事ぶりを撮影したり、業務手順をリストアップしたりする方法が有効です。そうすることで、先入観を交えることなく客観的に業務を見直して工夫することができます。
3. 手順を見直す
業務の内容に問題が無くても、進める順番や優先順位を見直すことが改善につながることもあります。一つ一つ仕事をこなしていく姿勢は重要ですが、時には一度にまとめて仕事をこなす工夫をしたほうが効率も確実性もアップすることになります。荷物の宅配業務の場合、一軒ごとに荷物を運んでいくよりも同じマンションの荷物を一度にまとめて代車で運んだ方が業務効率は大幅にアップするのです。
上記の例は一例ですが、簡単な仕事をまとめてこなしたり、優先順位の高い仕事を先にこなしたりすることで業務が改善することは珍しいことではありません。当たり前のように感じている仕事の流れを見直すことが、業務改善のきっかけを掴むことになります。
仕事を定量的に観察することで客観的な視点から仕事をチェックすることが可能になり、業務に潜む改善点を見つけ出すことができます。小さな問題点しか見つからなかったとしても、小さな改善につながる工夫を積み重ねていけば、最終的には大きな成果につながるのではないでしょうか。
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