斬新なアイデアを生み出すための会議の一つに、ブレインストーミングという方法があります。ブレインストーミングを用いることで会議の参加者は活発な意見発信が可能になり、普段は埋もれがちなアイデアをうまく掘り起こせるでしょう。
他の参加者との意見交換の中から、さらに新しいアイデアを生み出す効果もあるため、ブレインストーミングを導入して活発な会議を目指しましょう。今回は、議論を活性化させるブレインストーミングの進め方を紹介します。
1. 事前準備
ブレインストーミングを開始する前に、効率よく会議が行えるように準備を整えなくてはいけません。まず最初に、会議の参加者のグループ分けを行います。ブレインストーミングは活発な意見交換が重要な要素になるため、あまり大人数のグループだと一人あたりの発言量が減ってしまいます。
ブレインストーミングに適正なグループの人数は6人前後が最適とされており、多くても10人以下にしておかないとブレインストーミングが正しく機能しません。グループ分けと同時に進行役や書記を決めておきましょう。
グループ分けが終了したら、課題の設定を行います。課題は事前に決めておくのが一般的ですが、グループによる話し合いで設定しても構いません。課題の設定と同時に前提条件や課題に関する説明を行って準備完了です。
2. 意見表明
ブレインストーミングの基本は、参加者による意見表明です。課題に対して思うことや意見、アイデアなどを活発に発言することで多用な意見を出し合い、より有益なアイデアを出すことを目標にします。
意見表明が活発に行われるためには、発言時はシンプルな内容にまとめ、他者の意見を批判しないことが重要です。意見が長いと押し付けがましくなると同時に、他者の発言機会を奪ってしまいますし、他者の意見を批判するものが現れると、自由な発言が阻害されてしまいます。
ブレインストーミングで求めれれているのは、正しい方法でも有益な意見でもなく、多様で斬新なアイデアです。より多くのアイデアを発現してもらうためにも、参加者が発言することを委縮してしまうような行為は禁止しておく必要があります。
3. 意見集約
一定の時間が経過したら、それまで出された意見を振り返り、まとめる作業に入ります。意見の中から明らかに実現不可能なものや似たようなアイデアを取り除き、会議の結果としてまとめてください。必ずしも有益な意見ばかりにはなりませんが、会議で出たアイデアをそのままの形でまとめておくのがブレインストーミングを有効活用するためのコツです。
ブレインストーミングは自由を重要視する会技術であり、硬直した考えから抜け出したいときに有効な方法です。参加者に対する負担も少ないため、新しいアイデアや過去の経験にとらわれない柔軟な発想を求めるときに開催すると、より高い効果が期待できます。
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