マーケティング戦略を立てる際、ただ闇雲に数値や統計をとっても意味がありません。目的のない分析は混乱を招き、時間や人のコストがいたずらにかかるだけです。では、どのように分析していけばいいのでしょうか。そこで重要なポイントが「ターゲットの属性」です。
3つの属性
ターゲットの属性とは一体何でしょうか。この時に重要なものは大きく3つあります。それは、地理的属性を示す「ジオグラフィック情報」、職業や年齢や性別を示す「デモグラフィック情報」、欲求・嗜好・価値観を示す「サイコグラフィック情報」があります。
属性情報のマーケティングステップ
一般的なマーケティングは、以下の様なプロセスで行ないます。
1,地域を知る
商品やサービスのターゲット層はどこにどのくらい住んでいるのでしょうか。人また、口統計・分布・昼夜間人口差、さらに人口が増えている地域と減っている地域はどこかとうことを把握します。
2,自社を知る
自社の分布状況はどうか、競合店との商圏重複は大きいかということを把握します。
3,顧客を知る
市場占有率の高いエリア、または弱いエリアはどこでしょうか。あmた、特定の顧客グループ(上位顧客、特定商品購入顧客等)はどこにいるのかということを確認します。
4,施策の効果を確認する
販促計画と販売実績を比較することで、浸透度・人気度と販促効果を計ることができます。新たな施策方法は何にすればいいか、また販促を集中すべきエリアはどこか?ということを考えましょう。
こうして属性から効果まで一連の流れをつかむことが大切です。デモグラフィック属性とサイコグラフィック属性も、上記の地域の部分をそれぞれの分野に変えるだけで、後のステップは同じです。デモグラフィックであれば年齢層・男女比・職業からわかる年収など、サイコグラフィックなら趣味嗜好などから考えます。
この3つの属性を有機的に絡ませて考えていくと、より精度の高いマーケティング戦略になります。商品やサービスに合わせて一つのみの属性を調べる、二つ調べる、さらには三つといったように徐々に広げてターゲティングしていくといいでしょう。
その際に重要なことは、顧客目線です。マーケティングは、自分たちの考えと客観的事実を合わせることが求められます。自社の目標は、ビジョンや売上などといったものがあるでしょう。それだけで商品やサービスを展開しないように、市場の特性や顧客のニーズを考えていくといいでしょう。
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