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- +チェックリストを活用する
企画書を作成する時には、膨大な量の情報を収縮して作成する必要があります。いくら大規模な企画であっても、企画書が何十ページにも及んでしまうと読む方が嫌になってしまうからです。
企画書を作成する場合には情報や言葉を選んで要点を伝えていかなければならないのですが、その様に慎重に作成していたとしても抜け漏れの可能性は生じます。しかし、例え最初に作成した時に抜け漏れがあったとしても、企画書を提出するまでに直しておけば済む事だともいえます。そのためには一体何が有効でしょうか。
チェックリストを活用する
抜け漏れを予防し発見するためには、チェックリストの活用が有効です。ただし、このチェックリストもあまりに膨大になってしまうと、チェックする事に時間がとられてしまいますので、抽出したチェックリストを考えてみましょう。
1,企画の目的
まず、その企画の目的や背景、そして効果予測つまり結論が記されているでしょうか。これらが整っていれば、企画の主旨が抜け落ちていません。
2,現状の分析
生産を行う企画であれば、生産予測・SWOT分析・マーケティング戦略・現状の問題点・対応策・技術予測、さらにIE分析などが挙げられます。
3,仕様
これは、仕様書となるものです。これには顧客や製品の仕様・機能の仕様・材料の仕様、または安全の仕様なども大切です。また、目標の仕様なども含まれます。
4,フロー
フローを用いない企画書もあると思いますが、物流関係の企画の場合は機械や人の動作フローなどがあると分かりやすいでしょう。中には、プロセスのフローを用いる場合もあります。
5,システムの構成
製品開発などを行なったのであれば、当然その開発テーマ構成や設計のポイント、またシステム系統図などがここに含まれるでしょう。
6,プロジェクトの組織
企画を進めていくには、プロジェ口トチームが編成されることが多いです。その時に、そのチームを編成する組織図があると分かりやすくなります。そこには、責任や権限が決められていると指示系統もはっきりするでしょう。
7,スケジュール
企画を進めていくためのスケジュールになります。このスケジュールにおけるリスク等を一緒に記しておくと、企画の段階でどんなリスクに注意しなければならないのかが分かって役に立つでしょう。
8,費用
コストなど、プロジェクトにかかる費用の見積もりです。これには、開発費用や設計費用が含まれます。その前に行っているマーケティング費用があれば、それも含めでください。外部から購入する物品があるのならその費用、そして加工や組立などを行うのならそれらも含めましょう。諸経費も含め、かかる費用は全て網羅しておく必要があります。
9,効果
最近はコストパフォーマンスという言葉がしきりに飛び交っていますが、費用対効果の事です。企画は、当然費用をかけて実践されていくものですから、出来上がった後にどのくらいの効果が期待できるのかという事は、企画を判断する上で最も大切なうちの一つです。
以上9点をチェックリストとして作成し、企画書を作成する時は活用して抜け漏れを防ぐようにしましょう。
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