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その指示は間違って伝わっているかも!?部下に仕事の指示を出す方法のポイントは「キャッチボール」

Shingo Hirono

2014/04/19(最終更新日:2014/04/19)


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by DaveLawler
 部下を持つ上司の役割は、部下の能力を把握し、彼らの能力を最大限に引き出し、組織としての業績向上に結びつけること。ですから、部下の生産性を高めるために、仕事の指示を出す時にもちょっとした工夫が必要になってくるでしょう。では、部下に仕事の指示を出す時に知っておきたい効果的な方法とはどんなことでしょうか。ここでは、その方法について見ていきましょう。

一方的な指示は避ける

 まず部下の一人一人が違った性格・個性を持っているので、部下全員に同じ言い方で指示を出すのは、効果的ではありません。まずは、言葉のキャッチボールであるコミュニケーションをしっかりと行う中で指示を出すことが大前提です。もちろん、日常のルーティン業務にはそこまでする必要はないと思いますが、何かの起点にあたる指示はしっかりとしたコミュニケーションの中でされるべきでしょう。

 しっかりとしたコミュニケーションの中で指示を出すというのは、ある部下に理解しやすい方法で指示をだし(ボールを部下に投げる)、部下がその指示を理解できたか確認する(部下からボールを受け取る)ということです。もし部下が指示を自分勝手に解釈していたら、それこそ生産性は阻害されることになります。そういったことを回避する意味でも、一方的な指示は避けるべきです。

理性に働きかける

 コミュニケーションの中で部下に指示を出す時に、ただ指示を出すのではなく、部下の理性に働きかける何かを指示に付け加えることによって、部下が指示された仕事を行う際の生産性を高められるでしょう。

 それは例えば、この指示・仕事をする意味を述べ、仕事の意味付けを行うことです。そうすることによって、部下に目標ができるため、その指示に向かいやすくなるでしょう。また、その仕事の過程で身に付けられそうなスキルを示唆してあげるのも良いと思います。どの部下も自分のプラスになることは喜んで行うはずです。

感情に働きかける

 コミュニケーションを通して指示を出すときに、部下の理性だけに働きかけるだけでなく、感情にも働きかけると良いでしょう。そうすることによって、部下のモチベーションはさらに高められると思います。感情に働きかける方法は、2つあります。

 「おまえだから、この仕事任せる」のように褒めること。そして「これができれば、この点がきっともっと良くなるよ」のように期待させることです。こういったことを指示を出す時に加えて言えれば、部下も決して悪い気はしませんし、モチベーションはもっと高まるでしょう。


 部下に仕事の支持を出す時に知っておきたい効果的な方法は、一方的な指示の出し方は避け、それぞれの部下とコミュニケーションを取る中で指示を出し、指示が確かに理解できたか確認することです。そしてまた、その指示を出す際には理性と感情の両方に働きかけます。そうすることによって、部下のその指示・仕事へのモチベーションが高められ、生産性もさらに高められると思います。

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