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聞き取れない場合を常に想定する!上司からの仕事の指示が分からなかった時の2つの対処法

Shingo Hirono

2014/04/19(最終更新日:2014/04/19)


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by nalundgaard
 部下は上司を選べません。馬が合わない上司にあたってしまった場合、部下の側で工夫しながら仕事を進めていかなければならない事態が起きてしまいます。最悪とは言わないまでも、部下にとって好ましくない上司の行動といえば、内容が聞きとりにくい指示です。

 指示が聞き取れない場合は再確認しておかないと後々大きなミスが発生してしまう可能性がありますが、上司のタイプによっては再確認されることを不愉快に感じて機嫌を損ねてしまうことがあります。

 もし上司の指示が聞き取れなかった場合は、どのような対処方法が正解なのでしょうか。今回は、上司からの仕事の指示が聞き取れない場合の対処法について考えてみたいと思います。

1. 素直に聞き返す

 最もシンプルな方法が、素直に聞き返すことです。指示がうまく聞き取れなかったことを素直に伝え、もう一度説明してもらうようにお願いしてください。たいていの場合であれば、この方法で問題が起きることはありません。上司も聞き取りにくかったのなら、と納得して再度指示内容を説明してくれるので、今度はきちんと聞き取れるように準備しておきましょう。

 ただし、上司が早口だったり、発音が不明瞭で常に何を言っているのか聞き取りにくい場合、あまりに何度も聞き返していると失礼になりますし、たびたびの質問に気分を害してしまうかもしれません。聞き取りにくい原因が上司本人にあったとしても、機嫌を損ねられてしまってはいろいろと厄介です。そんな時は別の方法で対処する必要があります。

2. 復唱する

 指示内容を聞き終わったら、こちら側から指示内容の再確認のためと称して、聞き取れた分の内容を復唱しましょう。もし聞き漏らした内容があれば、再確認のために復唱しているときに上司から指摘や注意が入るはず。その時に内容を確認することができるので、上司の機嫌を損ねずに指示内容を再確認することが可能です。

 この方法は上司のプライドを傷つけずに聞き漏らした内容を上司本人の口から引き出すことが可能ですが、聞き取れなかった責任が部下の側にあることになってしまう、という欠点があります。自分の評価を下げてでも上司の名誉やプライドを守りたいときに有効な方法と言えるでしょう。


 上司の指示は部下にとって重要なものですが、すべての上司がうまく指示してくれるとは限りません。指示内容を正しく理解し、聞き取れない上司ともうまく付き合っていくためには、部下の側で様々な工夫をする必要があります。上司との関係が打ち解けていけば、あなたの指示は聞き取れない、と面と向かって訴えるチャンスが来るはずです。その日までは様々な工夫で何とか乗り越えていきましょう。

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