仕事がうまくいくコツは、きちんと「ホウレンソウ」を実行することでしょう。すっかりお馴染みの言葉で、すでに知っている人も多いと思いますが、念のため説明します。「ホウ」は報告、「レン」は連絡、「ソウ」は相談を意味します。
社会人としての基本中の基本です。会社の規模に関わらず、仕事がスムーズに、うまくいくようにするためには、「ホウレンソウ」を徹底することが必要不可欠であると言えます。今回は、「ホウ」「レン」「ソウ」を1つずつ確認しながら、仕事がうまくいくコツについて話していきます。
1. 「ホウ」報告について
報告とは、仕事の途中経過や結果を伝えることです。ただ報告すればいいというものではなく、上司に、「あの件はどうなった?」と聞かれる前に、報告をすることが大切です。
上司に声をかけるときは「今、お時間よろしいでしょうか」と、まず相手の都合を聞きます。ただし、緊急の場合は、「申し訳ありませんが、緊急ですので、よろしいでしょうか?」などと、ひと言お詫びしてから、時間を作ってもらいましょう。また、上司に余計な時間をとらせないコツは、まず何について話すのかを明確にして、簡潔に話すようにすることです。
2. 「レン」連絡について
連絡とは、作業に不可欠な必要事項を伝えることです。長期の仕事においては、トラブルも起こらず、うまくいくと思った場合でも、随時、進捗状況を報告することが大切。円滑に業務が進んでいる場合でも、1週間または1ヶ月ごとなど、報告のスパンを決めて定期的に上司に経過を報告します。
特に、新入社員で仕事に慣れていない場合など、自分の判断で「これくらいは言わなくても大丈夫」と、考えてしまいがち。仕事を覚えるまでは、細かいことでも綿密に報告することが、仕事を円滑に行う上では大切なことです。
連絡の仕方のコツは、まず、結論を先に話し、理由、経過の順で報告すること。その際、情報を整理し、簡潔に話しましょう。また、自分に都合が悪いことでもきちんと話し、事実のみを正確に伝えるようにします。自分の考えを話すときは、「これは私の考えですが…」と前置きを入れましょう。細かい内容に関しては、口頭だけでなく書面でも伝えると、忙しい上司に「気が利くな」と思われ、上司との関係もうまくいくでしょう。
3. 「ソウ」相談について
相談とは、問題が発生したときや、判断などに迷ったときに、上司や先輩に話して、指示を仰ぐことです。相談のコツは、仕事をしていて不明な点や不安なことは、どんな些細なことでも相談すること。その方が、上司としっかりとした信頼関係を築くことができるでしょう。
かといって、何でも相談して、自分で考えないのであれば、あなたの成長はなりません。過去に行った仕事などに解決の糸口が見つかる場合もあります。自分なりによく考えてみることも必要です。また、経緯をダラダラ話すのではなく、上司が分かるように、簡潔に話す努力をしましょう。そのためにも、ある程度は問題点を整理しておくべきです。
いかがでしたでしょうか?仕事で成果を出すための、仕事がうまくいくコツを分かっていただけましたか?仕事は連係プレーで成り立っているため、報告、連絡、相談のすべてが大切です。どれも、相手に分かりやすく簡潔に話す工夫をしましょう。上手に伝えることができれば、効率よく仕事をすすめることができるはずです。
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