新入社員にとって、初めての職場は覚えることばかりです。次から次に先輩や上司からの指導に、はたして自分にこの仕事が務まるのだろうかと不安になるかもしれません。また社会経験を積んできた人でも、移動などにより職場の環境が右も左も分からずに動揺してしまう可能性もあるでしょう。
ですが、動揺したままでは仕事を覚えることはできません。ここでは、効率的に仕事を早く覚えられるいくつかのコツについて紹介します。
1. 一度教えてもらったことは必ずメモを取る
新しい環境では覚えなくてはならないことが山積みです。次から次に仕事に関することを聞いているうちに、何を教わったか忘れてしまうということはよくあることです。教わったことを忘れてしまうのを防ぐために、しっかりとメモを取りましょう。
「耳から聞く→紙に書き写す→それを目で見る」という3段階の行程を経ることで、仕事を覚える早さが格段に上がります。また教わったことを忘れてしまったときでも、メモを取っていれば何度も先輩の手を煩わせることなく仕事内容の確認ができるでしょう。
2. 教わった内容はその場で必ず復唱する
仕事で教わった内容は、必ず自分の言葉に置き換えて内容を確認するのがコツです。そうすることで内容を理解できているかいないかが明確になります。内容を理解していないと、自分の言葉に置き換えることはできません。そして理解していないことは忘れやすいですが、理解していることは覚えやすいからです。
もし自分の言葉に置き換えることができなかった場合は、その箇所についてもう一度説明してもらえるようにお願いして、確認を取るといいでしょう。知らないことや分からないことは恥ずかしいことではありません。誰でもはじめは分からないのですから、仕事を覚えようと努力することが大切。逆に努力なくして、早く仕事を覚えることはできないと言えるでしょう。
またあなたが教えてもらったことを理解できずに放って置くことは、後々会社にトラブルを招くことになりかねません。上司や先輩はそのことをよく理解しているため、仕事を覚えようとするあなたの姿勢はしっかりと評価してもらえるはず。
3. 分からないことがあったら必ず確認する
仕事をしているうちに、教えてもらっていない仕事内容に直面するときもあるでしょう。そんなときに自己判断で仕事を片付けようとするのはタブー。必ずどう対応するべきかの確認を取ってから行動に移しましょう。そうすることで正しい対応を覚えることができるからです。
運よくあなたの自己判断で仕事が片付いたとします。けれど次回もそうだとは限りません。ひとたび自己判断で仕事を片付ける癖がついてしまうと、仕事を正しく覚えることなく、やがて取り返しのつかないミスをすることに繋がりかねません。いくら早く仕事ができるようになりたくても、それでは意味がありません。周りが忙しくて聞きにくいこともあるかもしれませんが、確認を取ることが仕事を正しく覚えるコツです。
教わったことはメモを取り、自分の言葉で復唱し、分からないことがあったら確認する。この3セットが、仕事を速く覚えるための最重要のコツなのです。
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