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「心理学」を企業のマーケティング戦略に活かすために読んでおきたい書籍4選\

Shingo Hirono

2014/04/18(最終更新日:2014/04/18)


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by nattu
 マーケティングには様々な手法があり、その手法はあらゆる分野から成り立っています。そして、それは心理学とも大きく関わっており、心理学を生かしたマーケティングも日々進化しています。 

 特に現在の購買行動はモノを買うという感覚から、「消費者の自己実現欲求」へと変化しているため、心理学はマーケティングにますます大きな影響を与える一要素となっているということができます。ここでは、心理学をマーケティングに活かすために読んでおきたい書籍を挙げようと思います。

1. 心脳マーケティング 顧客の無意識を解き明かす

 無意識や無自覚といった消費者のいわゆる「インサイト」に焦点を当て、まさに消費者の「心」と「脳」からのマーケティングを考えた書籍です。メタファーによる消費者にアプローチや、マーケティングについて、「消費者に関する有益な知識はマーケティング以外にある」と定義するなど、マーケティング担当者にとっては耳が痛く、かつ興味深い内容となっています。

2. 「思わず買ってしまう」心のスイッチを見つけるための インサイト実践トレーニング

 正にインサイトの考え方を実践トレーニングとして紹介した書籍です。筆者は日本のインサイト理論の先駆けとも言われています。そしてここでは、インサイトを利用したマーケティングの実践方法がわかりやすく解説されています。なお、筆者は「インサイト」という書籍も出版しており、そちらはよりインサイトとは何か、ということについて書かれています。

3. 売り方は類人猿が知っている

 生物心理学的な観点からマーケティングを捉えた書籍です。人間を理解するという根本的概念から構成されており、マーケティングも人間と人間の関わりの中で行われ、コミュニケーションとして成立しているということに改めて気づかされる内容になっています。歴史と人間の関わりの中からマーケティングを見つめた書籍です。

4. 価格の心理学 なぜ、カフェのコーヒーは「高い」と思わないのか?

 心理学と行動経済学に基づき、価格の決定という観点から書かれた書籍です。章ごとにはっきりと分かれた構成で、読みやすくなっています。ティーパーティー効果やバンドリング効果など、価格決定だけではなく、マーケティングを考えたうえでも非常に参考になる書籍です。


 以上、心理学をマーケティングに活かすために読んでおきたい書籍を紹介してきました。どの書籍も堅苦しい内容ではないので、非常に読みやすいと思います。興味を持った人は、一度読んでみてはいかがでしょうか。

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