SNS上でマーケティングを行うことは、これまでは企業のブランディングの要素が強かったと言えますが、最近ではごく当たり前のことになってきました。SNSをマーケティングに利用することは非常に効果的ですが、デメリットはないのでしょうか。ここではSNSでマーケティングを行う際のデメリットについて考えてみようと思います。
1. 「仲間」として受け入れてもらえない
SNSは、原則として友人との交流の場です。そこには「仲間とのつながり」があります。よって、SNSを使ったマーケティングとは、その「仲間に入れてもらうこと」となります。しかしその中で、ただ企業側の論理でマーケティング活動をしてしまうと、それは仲間としては受け入れられず、まったく相手にされないか、最悪の場合は「炎上」を引き起こす、ということになってしまいます。
SNSはその名の通り、「ソーシャルネットワーキングサービス」=「人間関係をインターネットの世界に持っていき、作られた社会」なのです。人間関係を構築しようという意思のない企業にとっては、大きなデメリットになってしまいます。
2. 継続できない
SNSで仲間として受け入れてもらえたとしても、次にその仲間を「大切にし、仲間を理解し続け、自分を理解し続けてもらう」ことが必要になります。友人や仲間は、常に行動し続けます。そしてその行動をリアルタイムに感じ、安心感をもたらすことができるのがSNSです。
よって、基本的には常に何らかの情報を発信し続ける必要があります。何の行動も起こさない仲間には、誰もが興味を失っていくからです。自分で行動を起こす、他人の行動に反応する、その行動は色々ありますが、いずれにしても、「動きの継続」が必要です。
しかし、「企業としての直接的な利益がないと何もしない」ではSNSでマーケティングを行う意味がありません。SNSでは企業が顔を知ってもらって素を見せ、そのことをステップとして未来の顧客獲得を目指すものです。そのために、SNSを使ったマーケティングを成功させている企業は、あらゆる努力をしています。「継続できない」状況になってしまう場合、SNSに参加する意味がなくなり、デメリットとなるでしょう。
以上、SNSでマーケティングを行う際のデメリットを紹介してきました。メリットが多いように感じてしまいがちなSNSを使ったマーケティングですが、きちんとデメリットを認識しておかないと、後で痛い目を見ることになるでしょう。
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