説得力のある企画書を作成したいとき、ロジックツリーという手法を使うと論理的に話を進める事が出来ます。ロジックツリーとは、問題のある事象を漏れなく解決策を導き出す方法です。また、一定のルールで思考を行うため、チームで解決策を出すときにも、共通理解を得やすい思考法と言えるでしょう。このロジックツリーを使用した企画書を作成する方法を紹介します。
ロジックツリーの「Why」と「How」を理解する
ロジックツリーには「Whyツリー」「Howツリー」「Whatツリー」の思考方法があります。企画書には、問題解決の際に多く用いられるWhyツリーとHowツリーを使うとよいでしょう。Whyツリーは、原因を追究していくためのツリーで、ある問題事例を「Why(なぜ?)」と考えながら、問題から原因を導き出していきます。
Howツリーも手法は同じですが、「なぜ?」ではなく「どうやって?」と解決策を考えながら下位層へと向かっていきます。ロジックツリーを作成するときの注意点は、漏れがないように客観的に考える事と、上の層と下の層が「Why」もしくは「How」でつながっていなければならないことです。
ロジックツリーのメリットと注意点
ロジックツリーを使用した企画書のメリットは、問題が論理的に説明がしやすくなり、視覚的にも分かりやすいということです。さらに問題の原因を追究できるため、解決策を明確に提示しやすくなるでしょう。
この思考法を用いることで、問題原因の見落としやダブリがなくなります。注意する点は、ロジックツリーを展開する仮定でどうしても推論が入ってしまうことです。推論をしたものが正しいかどうかを見極めながら進めていく必要があるでしょう。
ロジックツリー作成ツールを活用する
実際に企画書を作成する段階になったとき、ロジックツリーをすぐに書けるツールがあると便利です。フリーソフトをダウンロードする方法もありますが、Officeのソフトを使えば簡単に図を挿入する事が出来ます。エクセル、ワード、パワーポイントにある「smart art」の機能を使うとロジックツリーはもちろん、その他のいろいろな図を企画書に入れる事が可能です。
ロジックツリーを使用することで、問題の原因が明確になったり、問題の解決策が論理的に説明出来ます。企画書を作成するときは説得力があり、分かりやすいものが一番です。ロジックツリーはその説得力と、分かりやすさの両方を兼ね備えた思考法だと言えるでしょう。Officeのソフトではロジックツリーも簡単に挿入する事が出来るので、企画書を仕上げるスピードも上がるはずです。
U-NOTEをフォローしておすすめ記事を購読しよう