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「ゆとり世代」の仕事に対する考え方を最大限業務に活かす3つの方法

Shingo Hirono

2014/04/18(最終更新日:2014/04/18)


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by bark
  「ゆとり教育」と呼ばれる教育課程を修了した世代の若者が、社会人としてのスタートを既に切っています。世間一般的には「ゆとり世代」の若者の考え方の傾向として、

・自分の興味があること以外はやらない。
・飲み会などの付き合いに参加しない。
・仕事よりも、自分の生活を第一に考える。

 といったようなものが挙げられます。端的に言うと、現在の管理職層の仕事に対する取り組み姿勢・考え方とは正反対のものであると言えるでしょう。

 しかし、ゆとり世代の若者とともに仕事をしなければならない状況であることは間違いないので、せっかく仕事をするなら、ゆとり世代の若者の仕事に対する考え方を、最大限業務に活かしたほうが得です。そこで今回は、「ゆとり世代」の若者の仕事に対する考え方を最大限業務に活かす方法について、紹介します。

1. 好きなこと・得意なことに関連する仕事を任せる

 ゆとり世代の若者は、自分がやりたくないことをしない傾向にあると一般的に言われますが、これは言い換えれば、自分が好きなこと・興味のあることは熱中して取り組むということです。そこで、ゆとり世代の若者を管理する立場の人は、ぜひ彼ら・彼女らの好きなこと・得意なことをできるだけ早く見極めてください。

 彼ら・彼女らと話す機会をできるだけ多く持ち、積極的にコミュニケーションを図ることが大切です。その若者が業務終了後の飲み会が嫌いな考え方の持ち主であれば、会社近くのおいしいランチに誘ってみてはいかがでしょうか。案外、乗ってきてくれるかもしれません。

2. 残業を極力しなくて済むよう、業務の効率化を図らせる

 ゆとり世代の若者の中で、自分の時間を犠牲にしてまで、仕事を頑張る人は少ないでしょう。これは言い換えれば、現在の世間のトレンドである、ワークライフバランスの実践につながります。また残業を減らすことができれば、通常の賃金よりも割増な残業代を支払わずに済みますので、会社にとってもメリットがあります。

 現在の管理職層の年代は、かつていわゆる「24時間戦う企業戦士」でした。彼らにとっては、残業をすることが当たり前になってしまっており、いくらワークライフバランスという考え方が浸透してきたとはいえ、これまでの習慣を変えることはそう簡単ではありません。そういった悪しき習慣を変えるには、ゆとり世代の若者にとって当たり前である考え方を有効に使いましょう。

3. コミュニケーションの手段を、飲み会からランチに切り替える

 これまで、職場メンバーとコミュニケーションを図る代表的な場は、夜の飲み会でした。しかし、ゆとり世代の若者は、夜の飲み会に来ないかもしれません。業務終了後は、自分の時間を大切にしたいためです。そこで、コミュニケーションを図る場を、昼のランチタイムとしてみてはいかがでしょうか。

 アルコールが入らなくとも、会社を離れれば、ざっくばらんな会話が案外成り立つものです。ぜひランチを職場のコミュニケーション手段に使ってみてください。


 以上、「ゆとり世代」の若者の仕事に対する考え方を最大限業務に活かす方法を紹介してきました。「ゆとり世代だから…」と揶揄するのではなく、きちんと彼らの特性や考え方を理解し、なるべく会社にとってプラスになるような働き方をしてもらいましょう。

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