毎日の仕事は好むと好まざるとにかかわらず、こなさなければならないものです。「それが仕事というものだ」と言うこともできるでしょう。しかし、どうせならば「楽しい」と感じながら仕事をしたいもの。そう感じることができれば、仕事のストレスは激減しますし、仕事の成果も向上するでしょう。その先にはキャリアアップが待っています。
実際に出世する人、事業に成功する人はほとんど「仕事は楽しい。仕事が好き」と思いながら、日々の業務に当たっているのです。では、どうしたら仕事を楽しいと感じることができるようになるのか。考え方と実践方法について、3つのポイントを紹介します。
1. 1日の終わりに「成果チェック」を
まず、おすすめしたいのが、「成果主義による一人反省会」です。1日の仕事が終わったら、必ずその1日を振り返ってみましょう。そして、その中から、「今日1日で自分はどれだけの成果を上げることができたか」をチェックするのです。ミスしたことや上手くいかなかったことについてはパスしてください。あくまでも、「できたこと」だけを振り返ります。
例えば営業職で、丸1日「飛び込み営業」をしたけれど、まったく成果を上げられなかったというケースもあるでしょう。その場合でも、「飛び込み営業した件数」がその日にできた仕事なのですから、それを「成果」と評価しましょう。
丸1日、ずっとデスクにいて何もしなかった場合と比較すれば、多くの件数を回ったというだけでも立派な仕事です。その経験は必ず将来に行かせるのですから、成果と評価して構いません。こういう考え方が、仕事を楽しくさせる上で必要なのです。
2. 小さな工夫を積み重ねる
日常業務をただ淡々とこなしているだけでは、仕事の楽しさを知ることはできません。どんなに単純な作業にも、工夫の余地はかならずあります。それを探してみるのです。ちょっとした手順の変更をしてみるとか、段取りを完璧にしてみる、あるいは資料のファイル法を改めるといった、小さな工夫で構いません。
その工夫が実際の仕事に好影響を与えることができれば、充足感が得られ、仕事の楽しさに目覚めるきっかけになるでしょう。「まだ工夫の余地はあるはず」という考え方を身につけることをおすすめします。
3. 自己完結型の仕事を想像し、創造する
もう少しハイレベルな考え方は、自己完結型の仕事の創造です。与えられた仕事とは別に、自分で新しい仕事を創出してみようと考えるのです。これも、大きなプロジェクトなどでなくて構いません。先ほどの「工夫」よりは大きな、しかし実現可能な自分だけの仕事を想像してみましょう。
再び営業職を例に出すなら、たとえば飛び込み営業で得た経験や情報をファイリングし、「飛び込み営業のノウハウ本の執筆」を想像してみるのです。実際に本を書くところまでいかなくても、その想像にもとづいてファイリングするだけで、仕事が楽しく感じられるはず。実際の仕事にも活かせるでしょう。
一度仕事の楽しさを知れば、それが原動力になって、仕事はどんどん成長していくものです。その最初のきっかけ作りのために、上記の考え方と実践法を参考にしてみてください。
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