仕事をする上では、ほとんどの場合、何らかの目標を課せられます。目標には、営業ノルマのような、数字で明確に表せられるものもあれば、作業改善・職場コミュニケーション改善といった、やや漠然としたものもあるでしょう。
しかし、どんな目標にも共通していることは、目標は、会社・上司とあなたとの間で合意して成立したものであるということ。会社・上司の「あなたへの仕事上の期待」があるからこそ、あなたに仕事の目標が課せられるのです。そんな仕事の目標を達成するには、コミュニケーションが重要です。今回は、仕事の目標を達成するために知っておきたい「コミュニケーションの重要性」について紹介します。
1. 最も重要なのは、上司とのコミュニケーション
目標達成のために最も重要なもの、それは上司とのコミュニケーションです。目標を達成できたかどうかを判断するのは上司です。あなたが自分の思い込みで「目標を達成できた」と思っていても、上司がそう判断しなければ、あなたは目標を達成できなかったことになるでしょう。
そこで、上司があなたが目標達成したか否かを判断する基準を、目標設定の時点で必ず確認しておかなければなりません。例えば、営業ノルマであれば、「売上を、前年度対比●%増加させる」や「新規顧客を●件開拓する」といったように、具体的な数字で表すことができるので、上司とあなたとの間に、目標に関する認識のズレは生じにくいでしょう。
一方で、作業改善や、新入社員によく課せられる「担当業務に慣れること」といった、比較的漠然とした内容の目標であれば、極力、数字を使って目標を設定することが大切です。そうすることで、上司とあなたの間で、目標の認識をすり合わせることができるでしょう。例えば、
作業改善を目標とする場合
目標例:「作業時間を前月と比べて●時間削減する」・「ミス発生件数を0件とする」
担当業務に慣れることを目標とする場合
目標例:「担当業務に関する資料を5点読み、理解テストで80点以上を獲得する」「担当業務のコンプライアンス違反発生件数を0件とする」
といったものにしましょう。
2. 同僚とのコミュニケーションも念入りに取り入れる
ほとんどの仕事は、1人で進めることはできません。上司・先輩・後輩などと協力しながら、仕事を進める場合が多いでしょう。仕事の目標達成に向けては、同僚と協力しながら進めていくことが不可欠です。例えば営業担当であれば、営業事務の方と協力しなければ、営業目標を達成することはできません。
その際、同僚とのコミュニケーションが日頃からうまく取れていれば、仕事もスムーズに進み、目標達成を実現できる可能性が高まります。同僚にそっぽを向かれては、仕事は必ずといっていいほど、うまく進みません。常日頃から同僚とよい人間関係を築き、こちらから積極的にコミュニケーションを取るよう心がけましょう。
以上、仕事の目標を達成するために知っておきたい「コミュニケーションの重要性」について紹介してきました。目標を達成するためには、自分の能力を磨いていくことも大事ですが、それ以上に周りの人達とのコミュニケーションが大事になります。
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