ここ数年のスタートアップブームによって起業を志す人が増えたのはもちろんですが、同時に自分で起業しなくてもそういった可能性のあるスタートアップに入りたい!という人も増えてきたように感じます。
ベンチャー企業に特化した求人媒体や人材紹介会社がいくつも立ち上がるなど、インターネット・IT業界に勤める若手社員の転職先として社員20人くらいまでの企業というのが選択肢の一つに入るようになってきているのは間違いのないことです。
転職時のノウハウは様々な形で世の中に公開されていますが、スタートアップへ入社するためにどのようなマインドを持って望めばいいのか、ということはなかなかオープンになっていません。そこでスタートアップの面接を受ける際に気をつけるべきポイントを示していきたいと思います。
転職時のノウハウは様々な形で世の中に公開されていますが、スタートアップへ入社するためにどのようなマインドを持って望めばいいのか、ということはなかなかオープンになっていません。そこでスタートアップの面接を受ける際に気をつけるべきポイントを示していきたいと思います。
「〜を経験したい」は、たぶん刺さらない
面接でよくある「〜を経験したいと思い志望しました」のようなフレーズ。特にスタートアップでは「自分が将来的に起業したいので、身近に経営者がいる環境で経験したい」ということを志望理由にする方が多いように感じます。
しかしスタートアップの採用担当(多くの場合社長や役員ですが)にこのフレーズが刺さることはおそらくありません。スタートアップが社員として参画するメンバーに求めるのは「即戦力であること・将来性・マッチング」です。
つまり、志望理由として求められていることを端的に言ってしまえば「御社のビジョンに共感したので」とか「この事業を大きくしたいと思って」とか「あなたと仕事がしたい」とかそういった方向性のことです。
もちろんこれらは具体性を伴わなければただの月並みなフレーズですが、熱意が伝わればとりあえず、この人は逆境を乗り越えて一緒にやっていける人材なのかもしれないと思わせることはできます。
スキルは思っているより重要じゃない
即戦力であることを求められているということに先程軽く触れましたが、ものすごく特別な経歴やスキルを持っている必要はありません。スタートアップに必要な即戦力というのは「計算ができる」ということだと私は思っています。
例えば営業としてジョインするならば、月に少なくとも300万円の売上を安定して取れることが計算できるということです。その時点で普通の10倍売れる営業マンを求めているわけではありません。
将来どうなりたいのかは、具体的に、明確に
どちらかと言うと、スキル・能力として重要なのは、組織が大きくなった時にその人はそれに耐えうる能力・モチベーションを持っているかということ。スタートアップはうまくいけば通常の企業ではありえないようなスピードで組織が拡大していきます。その際に文化形成や会社への理解の深さなどから、できれば長くいるメンバーをマネージャーや部長などの中心的な立ち位置に据えたいもの。
逆に言えば小さな組織のうちに「将来的に邪魔になる可能性のある人」を入れるのはスタートアップにとってリスクだとも言えます。一旦マネージャーにした人材を会社のフェーズが変わったからといってヒラに戻したりするのはなかなか難しいことなのです。
ですから、そんなに長いスパンでなくても構いませんから、個人としてどうなっていきたいのか、会社の中でどういった役割を果たすようになりたいのか、ということを具体的に説明できる人は、採用する側としても将来のその人の立ち位置をイメージしやすく、それが会社にマッチしているのかなどを判断しやすくなります。
この時注意すべきなどは「将来は独立したい」「部署を引っ張る存在になりたい」など、抽象的な主張で終わらせないこと。少なくとも「なぜ」そう思っていて「どういったスキル」で貢献するのかを伝えましょう。
スタートアップの採用に応募する際のポイントをお伝えしましたが、スタートアップに転職するにあたって最も重要なのはマッチング。その会社と合うか合わないかです。こればかりはテクニックや、アプローチの仕方でごまかしても仕方のない部分。食事にいくなどできるだけ積極的にコミュニケーションをとり、お互いにこの人と働きたいと思えるかを十分に考える必要があるのではないでしょうか?
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