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【これで上司も納得する!】企画書の作り方として意識しておきたい2つのポイント

Shingo Hirono

2014/04/17(最終更新日:2014/04/17)


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by tobifirestone - FOTObs Fotografie
 社内向けであれ社外向けであれ、企画書を作成したらそれをまず上司に提出し、チェックしてもらうことが多いでしょう。社外向けの企画書であっても、その段階でNGが出てしまうと、再度作成し直さなければなりませんし、社内向けの企画なら、そこで「ボツ」になるわけです。では、どうしたら上司が納得する企画書ができるのか。その作り方について2つのポイントを説明します。

1. 上司に提出する企画書は「たたき台」と考える

 企画書を上司に提出するとき、まず意識しておくべきなのは、それが完成形ではなく「たたき台」であるということです。上司が目を通して、「完璧」という評価を下すことは稀でしょう。ほとんどの場合チェックが入り、マイナーチェンジした、よりグレードの高い企画書に仕上げる作業が求められるでしょう。

 その「たたき台」の作り方のポイントは、「できるだけシンプルな文章表現にする」ということです。クライアントに見せる企画書は、ある程度、文章を装飾し、時には少し大げさな表現で先方の心をひきつける必要も出てきます。そうした方が、説得力が増すからです。

 しかし、上司が相手の場合はそうではありません。内容を正確に伝えることが最重要テーマ。文章に余計な枝葉があると、それだけで信憑性が薄れてしまうのです。上司は、「色々な装飾を加えなければ表現できないということは、内容の薄い企画ということだ」と判断することでしょう。

 ロジカルな表現にすることは言うまでもありませんが、同時に「すっきりした、シンプルな表現」であることが、上司を納得させるための企画書の作り方です。

2. 最大のポイントは「予算表」

 上司が「納得!」と思える企画書の共通点は、予算表がしっかり作ってあることが大切です。企画のコンセプトや裏づけになる現状分析、さらに期待される効果の説明ももちろん大切な項目ではあります。しかし、上司が一番注目するのは予算なのです。どんなに魅力的な内容を持った企画でも、予算表がおおざっぱでは、上司を納得させることはできません。

 ポイントは、できるだけ細かく項目を設定すること。たとえば、宣伝が必要な企画で、ポスター制作を盛り込んだとしましょう。その場合、大項目として「宣伝費」、中項目として「ポスター制作費」を設定するのが一般的です。しかし、そこでおしまいにしてしまうと、上司の納得はなかなか得られません。上司は「細目」を知りたいのです。

 それに応えるために、さらに小項目を設定しましょう。ポスター制作なら「デザイン料、カメラマンのギャランティ、モデル料、撮影会場費」などに分けられますし、もっと細かく「ロケハン費」や「移動交通費」まで加えることができれば、言うことはありません。上司は「よくここまで行き届いた予算表を作った」と感心するはずです。これが「通る」企画書の作り方のポイントです。


 以上、企画書の作り方について、「上司を納得させる」というテーマで説明しました。クライアントに持っていく場合は、これをベースに、上手に「肉付け」したものに仕上げるといいでしょう。

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