企画書は、最初から完成形を目指して作成するのではなく、一旦たたき台を作り、上司に確認を取った上で、完成させていく方法が効果的です。内容を修正するにしても、たたき台の時点であれば容易にでき、スケジュール的にも都合をつけやすいですが、時間をかけて完成させた時点で方向性が大きく異なっていると、軌道修正することは難しいでしょう。
今回は、企画書の作成にあたって不可欠な「たたき台」を効率良く仕上げるためのポイントについて紹介します。
1. たたき台に、目的・根拠・主張を含める
企画書のたたき台には、企画書の目的・根拠・主張を必ず含めましょう。目的・根拠・主張は、企画書の要であり、木で言えば幹の部分に該当します。企画書の詳細内容、いわば木の枝葉の部分は、後から足しても十分間に合うはずです。
たたき台の時点で、企画書の目的・根拠・提案内容について、あなたと上司の認識とズレが発生していれば、たたき台のうちにしっかりと軌道修正しておきましょう。それが、企画書の作成を成功させるポイントです。
2. たたき台に大項目(タイトル)を含める
企画書の「木の枝葉の部分」は、たたき台の時点で作成する必要はありませんが、企画書の全体像をイメージするために、大項目はたたき台に記載しておきましょう。例えば、パワーポイントで企画書のたたき台を作成する場合は、各ページのタイトルは作っておき、内容はキーワードだけを書くか、空欄にしておく、というイメージです。
3. スピーディーに作り、適宜アップデートしていく
企画書のたたき台を、時間をかけて丁寧に作っていては、たたき台の意味をなしません。スピーディーに作り、上司や同僚から指導を受けながら、適宜アップデートしていきましょう。上司の立場からしても、部下が企画書を必要以上に温めて報告してくるより、逐一たたき台を見せてくれる方が、進捗状況を確認でき、安心できるものです。
いかがでしょうか?企画書のたたき台を効率良く仕上げることは、特に育児・介護などと仕事を両立している方には必須のスキルです。企画書を1人で抱え込んで作ろうとせず、たたき台を上司・同僚に適宜確認してもらうプロセスを通じて、企画書を完成させていきましょう。
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