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仕事の成果に繋げやすくする「同期」とのコミュニケーション術

Shingo Hirono

2014/04/18(最終更新日:2014/04/18)


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by Luke,Ma
 上司や部署内のスタッフとのコミュニケーションが、仕事を円滑に進める上で不可欠なことは言うまでもありません。多くの人がその意識をもってコミュニケーションを図っているはずです。

 しかし、仕事のためのコミュニケーションは部署内や、取引先との間だけに存在するものではありません。意外に気づきにくいかも知れませんが、同期入社の人たちと取るコミュニケーションも、大変重要。より幅広い情報を得るためにも、より広い視野をもつためにも、同期とのコミュニケーションは有効な方法です。自分の仕事の成果につなげるための同期とのコミュニケーションの意味と考え方、意識の持ち方について話していきます。

同期という人脈

 新卒で会社に入った人が最初に手にする「人脈」が同期です。この意識を持つことが、まず必要でしょう。同期というのは友人関係を結びやすく、プライベートタイムを充実させてくれる友人になりうる存在です。「同期は自分の仕事の成果に良い影響を与える、大切な人脈」と考えるべきでしょう。

  自分と同じセクションの同期であれば、身近な情報交換ができますし、違う部署の同期はより幅広い情報を提供してくれる人脈になるのです。友人関係を結びながらも、常に自分の仕事の成果につながる情報を、同期から得るよう心がけることをおすすめします。

幅広い情報と視野をコミュニケーションから獲得する

 同期とのコミュニケーションを密にすることによって得られることはたくさんあります。特に違うセクションの同期と情報交換することによって、違う職種の仕事の進め方、目標設定の仕方、工夫の方法など、自分の仕事にすぐに取り入れて、それを活かし、仕事の成果に結びつけることが可能です。

 また、違う職種の仕事を知ることによって、ビジネスパースンとしての視野も広がるでしょう。日々の仕事に追われていると、どうしても視野が狭くなり、スケールの小さな思考法しかできなくなるもの。その視野を広げてくれるのが、同期からの情報なのです。

 学生時代の友人とのコミュニケーションから、社外の情報を得ることも大切ですが、すぐに今の仕事に活かせる情報は、同じ会社に勤める同期からのほうが得やすいと考えていいでしょう。

よき相談相手

 もう1つ、同期はもっとも身近なよき相談相手になってくれる可能性があります。仕事の悩みを相談したり、将来について語り合ったりすることは、仕事の成長のために大いに役立つでしょう。同期はライバルでもあるので、ある種の緊張感を保ちながら、お互いを切磋琢磨できるのです。

 学生時代の友人とは、そこがまったく違います。それだけ、コミュニケーションの持つ意味も効果も優れていると言っていいでしょう。


 大切なのは、同期を利用するというのではなく、同期と一緒に成長し、キャリアアップしていくという意識を持つこと。計算高さが相手に見えてしまうと、こちらの望むコミュニケーションを相手が拒否することになってしまいかねません。良好な人間関係がベースになければ、仕事の成果につながるような有用なコミュニケーションは図れないと言えるでしょう。

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