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インパクトのある「プロジェクト企画書」を作成するために覚えておきたい書き方のコツ

Shingo Hirono

2014/04/17(最終更新日:2014/04/17)


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by yuukin
 どんなに優れた内容の企画書でも、読んでもらえなければ意味がありません。企画書に興味を持ち、内容を読んでもらうために重要なのが企画書のインパクトです。インパクトが無い企画書はその他大勢の企画書の中に埋もれてしまい、せっかくの企画内容を見てもらうことすらできない可能性があります。

 企画を実現するためにも、インパクトのある企画書を作り、プロジェクトに興味を持ってもらうことから始めなければいけません。今回は、インパクトのあるプロジェクト企画書の書き方を紹介します。

シンプルにする

 内容の充実した企画書を作成しようと考えた場合、ついつい情報を盛り込んだ企画書に仕上げてしまいがち。内容が充実しているのは悪いことではありませんが、文字や数字で埋め尽くされた企画書は、それだけで敬遠されてしまうことになります。

 まず最初に考えなければいけないのは、手にとって内容を見てもらうことです。そのためには内容を絞り込み、短くシンプルな企画書にまとめることが重要な意味を持ちます。

 1ページにまとめられた企画書と50ページに及ぶ大作の企画書では、読むのにかかる時間が50倍違うことになります。忙しいビジネスマンであれば、価値のわからない企画書を読むのにたっぷりと時間をかけているわけにはいきません。必然的にボリュームのある企画書はそれだけで敬遠されてしまい、せっかくの内容を理解してもらえないまま終わってしまいます。

 企画書がシンプルにまとめられた短い物であれば、重要な部分を確実に相手に伝えることができるようになり、読むためのハードルも低くなります。できるならコンセプトは一行でまとめ、重要な部分以外は徹底的にそぎ落としておきましょう。

ビジュアルイメージを意識する

 人は見た目が重要なように、企画書も見た目が重要なことには変わりありません。同じ大きさ同じ色のフォントで書かれた文章が並んでいるだけの企画書では、どこが重要な部分なのかを見た目で判断することができず、肝心の部分を読んでもらうチャンスを失ってしまいます。

 文字の大きさや色は重要度に応じて選択し、一目見ただけで概要がわかるように図やグラフを使用して企画書を作成すれば、短い時間の中でも印象に残るようなインパクトのある企画書に仕上がるでしょう。

 ビジュアルを意識して企画書を作成することで、重要な部分を絞り込むことが可能になります。余計なものをそぎ落とすための効果も期待できるので、一目見たら忘れられないようなビジュアルの企画書を目指してください。


 もし企画書に興味を持ってもらえたら、内容を補足して説明するチャンスは必ず訪れます。読んでもらえなければ、企画書からプロジェクトは生まれません。詳しいプロジェクト内容の説明は後日に回し、企画書は重要な部分を確実に伝えることを第一に考えて作成しましょう。

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