企画書は、自分の会社で新たなビジネスを提案する場合と、どこか他の企業へ提案する場合があります。いずれにしても、企画書は適切な作り方をする必要があります。この「適切な作り方」というポイントには様々な要素があります。例えば、分かりやすい構成になっているか、何の為に誰に対して行う企画なのか、魅力的なデザインになっているのか、などです。その中で、適切な口調や正しい句読点の記し方というのも大切な要素です。では、企画書を作成する際、口調や句読点にはどのように気をつければ良いのでしょうか。
自社で提案する企画書
まず、自分の勤めている会社で提案する企画書の中で使う口調は、基本的には丁寧過ぎる言葉は使用しないほうがよいでしょう。というのも、会社の上司が求めている企画というのは、丁寧な言葉遣いを確認したいのではなく、企画の内容がどのくらい充実しているかを見たいのです。出来る限り余分な内容を省き、シンプルに要点のみを伝え、企画書自体のボリュームを少なくする工夫が必要です。要点だけを伝える企画書はA4一枚にまとまる、と最近では言われたりもしています。また、句読点ですが、要点だけをまとめる口調となっているので、文章自体長くはならない事がほとんどです。したがって、あまり文章の中に「、」は入れるべきではないでしょう。もちろん、文章の意味を明確にする為に、最低限の句読点は必要です。
他社に提案する企画書
この場合は、丁寧語を使わないという訳にはいかないでしょう。やはり、企画書であってもクライアントに敬意を払わなければいけません。ただし、それによって余分な言い回しが増えてしまわないように注意してください。また、企画書に「御社」などの表現は必要ありません。その会社をターゲットにして企画を持ち込んでいる訳ですから、やはり自社への企画提案と同様に、要点を絞った最低限の文章にしておいて、丁寧語を使うようにしましょう。
句読点についてですが、要点だけで、出来る限り短い文章で表現する必要があるので、「○○が、△△なので、□□だと考えられます。」という文章と「○○が△△なので、□□だと考えられます。」という文章、どちらがスムーズに読めるかと言えば、後者の方です。短い文章には、あまり句読点は必要ないでしょう。
最後に、どちらの場合であっても、会社の方針が決まっていたら当然ながらそれに沿うべきです。他社に提案する場合でも、丁寧語を使用しない方針の会社もありますが、それはその会社自体で決めている事なので問題ありません。ただ、どちらの場合においても、出来た企画書を声に出して読んでみる事をおすすめします。句読点を正確にして読んでみましょう。そうする事で、適切な位置に句読点がつけられているのかいないのかが把握できると思います。
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