不注意や手抜きによるミスをしたり、するべき仕事をしなかったり、報告を怠ったりして、上司から信頼を失ってしまうということがあります。上司との信頼関係がなければ、その後の仕事を円滑に進めません。それではどうしたら信頼を取り戻すことができるのか。取り戻すための方法とその注意点について話していきましょう。
仕事で失った信頼は仕事で取り戻す
信頼を取り戻す方法は、「真面目に仕事をすること」です。と言うと、「当たり前ではないか」と感じることでしょう。しかし、多くの場合、「なんとか信頼を取り戻す方法はないか」ということを考え過ぎてしまい、結果として仕事に身が入らないということになりがちなのです。
あるいは、仕事で何か大きなポイントを上げることで一気に評価を回復させようと考える人もいます。こういうモチベーションで仕事をしても、たいていは上手くいきません。信頼を取り戻すどころか、さらに上司からの評価を下げてしまうことになりかねない、危険な方法と言っていいでしょう。
ですから、とにかく日常業務を真面目に1つずつクリアしていくこと。上司はそんなあなたを見ています。「真面目な仕事ぶり」ほど、信頼を取り戻すのに有効な方法はありません。注意しなければいけないのは、上司の目を意識しすぎないこと。「自分は真面目に仕事していますよ。見ていてくれますか」というような余計な意識があると、仕事で、またつまらぬミスを犯しかねません。また、上司はそうした「作為」を敏感に感じてしまうでしょう。
上司とのコミュニケーションの質と量を高める
信頼を取り戻すためのもう一つの方法は、上司とのコミュニケーションの向上です。信頼関係は密接なコミュニケーションによって構築されます。そもそも上司からの信頼を失った原因の一つが、コミュニケーション不足だったのではないでしょうか。
信頼回復のためには、その点を十分認識し、改善しなければなりません。「報告、連絡、相談」の徹底を図るわけですが、注意しなければならないのは、その「質」です。報告するときには事前に頭の中で説明の方法をしっかり組み立てるようにしましょう。報告の説明の質が低いと、信頼を取り戻すことはできません。
また、折に触れ、仕事に関する相談をすることも有効です。上司に相談するというのは、それだけ仕事に真剣に取り組んでいる証拠。いい加減に仕事をしている人は、相談すべきことを持たないものです。上司はそれをよく知っているため、積極的な相談は信頼回復のために大変有効な方法と言っていいでしょう。もちろん、上司に相談するときは、相手の状況をよく見て、適切なタイミングで行わなければなりません。
一度失った信頼を取り戻すことができれば、その後の関係はそれ以前よりも強固なものになるはず。「良いチャンス」と捉え、日々努力することをおすすめします。
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