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仕事のパフォーマンスと「緊張・ストレス」の関係性

Kazuhiko Tanabe

2018/09/12(最終更新日:2018/09/12)


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 仕事がいくらできる人でも、緊張やストレスがあると上手く実力を発揮できないことがあります。今回は、仕事のパフォーマンスと「緊張・ストレス」の関係性について様々な面から見てみましょう。

緊張・ストレスが体に与える影響

 仕事の負担が大きすぎるとき、仕事上の人間関係がうまくいかないとき、様々な場面で緊張やストレスを感じることがあると思います。これらが体に与える影響を知っているでしょうか。虚血性心疾患、急な血圧上昇などの循環系疾患、うつ病などの精神疾患などの危険性もあります。仕事をする際に、自分がストレスを感じていると気が付いたときには、体だけではなく、メンタルヘルスにも気を付けて対策を取っておいた方が良いでしょう。休みたいときはきっちりと休むことが重要です。

緊張・ストレスによるパフォーマンス低下

 スポーツ選手などを見ていてもわかるように、過度な緊張・ストレスで普段出来るような事でもできなくなってしまう場合があります。緊張・ストレスに強い人と弱い人がいるのも事実です。いつもできているのに、本番に弱かったり、人前が苦手な部分が気になる人は、精神力強化のトレーニングなどが必要となってくるでしょう。

ストレス耐性を高める

 ストレス耐性とはストレス状態に対する強さの事です。同じ程度のストレスや緊張でも、その人によって受け止め方は違い、どうしても個人差があるのです。ストレスをまともに受けてダメージを受けてしまいやすい人は、ストレスを感じていると気付くことができる「ストレス感知能力」。ストレスを作りやすい性格であるならば、どう回避していくか考える、「ストレス回避能力」、ストレスの原因があったとしても、それをバネにして生きるようにする「ストレス転換能力」など、ストレスに対する耐性を高める努力が必要です。これらは、経験を積むだけではなかなか身に付きません。まずは、自分の状態を意識することから始め、どういった対応が一番自分に負担がかからないかを常に考えて成長させていくことが重要です。


 一般的にストレスや緊張に弱い人は、まじめで几帳面だったり、がんこで他人の失敗が許せないような人、嫌なことをNOと言えない内向的でおとなしい人、心配性で取り越し苦労の多い人が多いようです。そんな自分の性格に気付くことによって事前に緊張やストレスをうまく回避できるようになるかもしれません。話しやすい同僚や友達に相談したり、適度に遊びも取り入れて気分転換をし、ストレスを解消できるように努力してみましょう。また体調が悪くなった時には、がむしゃらに頑張らずに休むようにする慎重さも大切です。


ストレスで病気になってしまう前にやるべきこと

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 本記事を読んでいる人の中でも「今までの自分のように思考が働かない……」「以前よりもイライラする」などといった悩みを抱えている人もいるのでは?

 記事にも書いたように、ストレスは仕事のパフォーマンス低下の原因となる。

 つまり、「最近、実力を発揮できていない」と感じている人は、知らず知らずのうちにストレスを溜め込んでいる可能性があるのだ。

ストレスが限界まで溜まると「選択肢」が狭まる

 ストレスが限界まで溜まり、「うつ病」「自律神経失調症」「胃がん」などの病気にかかると、転職活動をする余裕すらなくなってしまう。

 そのため、少しでも思考が働くうちに“転職活動”を始める必要があるのだ。

 転職活動を行うエネルギーが残っていない、転職をすることへの自信を喪失してしまう、長期間の休職によってキャリアに傷がつき転職しづらくなってしまった……など、ストレスを放置することは、人生・キャリアにおいて非常にリスキー。

 ストレスが限界値を突破する前に、まずは転職エージェントに自分のキャリアについて相談することから始めてみてほしい。


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