仕事を完遂し成果を上げるためには、高いチームワークが必要不可欠。
1人の仕事がうまくいったとしても、チーム全体で成果を上げることができなければ、個人的なキャリアアップも難しくなるものだ。
今回はチーム力を向上・チームワークを高めるときに意識すべきポイントについて紹介したい。
チーム力を向上し、個人としてのスキルアップも目指そう。
チームワーク・チーム力を高めるポイント①
チームワーク・チーム力を高めるポイント①:2つの「共有」
チームワークを高める取り組みをする場合、「コミュニケーション」が重要な要素であることは言うまでもない。
そんなコミュニケーションの中で、とくに意識しておきたいことが「2つの共有」だ。
チームワーク・チーム力を高める共有事項(1)大まかな進捗状況の共有
チームワーク・チーム力を高める共有事項の1つ目が「大まかな進捗状況」。
チーム力を高めるためのコミュニケーションでは、「互いの仕事の進捗状況を常に共有する」ということを意識する必要がある。
各々が個人プレーに走り、自分の仕事管理に専念してしまうとチーム力が向上せず、仕事の成果が上げづらい状況になってしまうからだ。
すべてのメンバーの仕事状況を常に把握しやすい環境を作るためにも、仕事の進捗状況を積極的に共有することを心がけてほしい。
チームワークを高めるために「大まかな進捗状況」を共有するメリット
- メンバーの仕事状況を受動的に把握することができる
- 個々人に生じた問題をメンバーが把握し、いち早く適切な対策を講じることができる
チームワーク・チーム力を高める共有事項:(2)大目標(KGI)、小目標(KPI)の共有
チームワーク・チーム力を高める共有事項の2つ目が「大目標、小目標の共有」。企業によっては「大目標=KGI、小目標=KPI」ともいうだろう。
大目標については、共有していないとそもそもチームで仕事を進められないため、すでに共有しているという人も多いのではないだろうか。
しかし、大目標と同じくらいに重要なのが「小目標の共有」だ。
短いスパンで達成すべき小目標については、仲間同士が同じ意識・スピード感で仕事を進める必要がある。
「目標=ゴール」を明確にし、チーム全員が同じ方角を向いて努力できるような環境を作ろう。
チームワーク・チーム力を高める「2つの共有」
- ①個々の仕事に関する仲間同士の情報共有
- ②目標に対する意識の共有
チームワーク・チーム力を高めるポイント②
チームワーク・チーム力を高めるポイント②:個性の尊重
仕事仲間とのチームワークを向上させるために必要なことの2つ目は「個性の尊重」。
仕事観や目的意識の持ちかたは「人それぞれ」だ。
チーム内の仲間のすべてが違う仕事観を持っていても不思議ではない。
チームワークを乱す要因とは?
仕事観は同じでも目的意識が異なっていたり、目的意識が似ていても、仕事の流儀はまったく異なるということもあるだろう。
チームワークにとって最も良くないことは、自分の仕事観や目的意識、仕事のやり方のみを「正解」と錯覚し、それをメンバー、仲間にも強要しようとすることだ。
自分の仕事観を強要するばかりでは、チームワークを向上させるのは不可能といっても過言ではない。
お互いの仕事観や目的意識、仕事のやり方は「個性」として捉え、尊重する意識を持つことがチームワークを築く上で重要なことなのだ。
チームワーク・チーム力を高めるポイント③
チームワーク・チーム力を高めるポイント③:ライバルの設定
チームワークを向上させ、チーム力を上げるための「特効薬」が、ライバルの設定だ。
社内であれば他部署、社外であれば競合他社の似たようなプロジェクトを回しているチームでも構わない。
「あの部署には負けたくない」「あの会社には勝ちたい」という競争意識が、チーム内の共通のモチベーションとなり、チーム力を高めることに役立つのだ。
すぐにでもメンバーの連帯感を高めたい場合は、ライバルを設定することが始めてみると効果的だろう。
チームワーク・チーム力を高めるためのポイントについて紹介してきた。
今回紹介してきたポイントは、チームマネジメントにおける基本中の基本だ。
基本がしっかりしていれば、チーム内の人間関係に歪が生じた場合でも、チームに亀裂が生じたり、関係が崩壊することにはならないはずである。
チームワークを高める必要性を感じるのであれば、本記事で紹介したチームワーク・チーム力を高める3つのポイントを実践してみてほしい。
基礎という足場をしっかり組むことで、よりよい成果を出せるようになるだろう。
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