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【まずは全体の構成を考える】分かりやすい「提案資料」を作成するために意識すべき3つのコト

Shingo Hirono

2014/04/15(最終更新日:2014/04/15)


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by daystar297
 仕事における提案力は、重要なスキルのひとつと言えます。そして、提案力がある人は仕事の評価も高くなりますし、信頼度もアップするでしょう。ただし、良い提案内容であっても、わかりやすい提案資料を作成しなければ、意味がありません。ここでは、相手に伝わるわかりやすい提案資料を作成するコツを紹介します。

1. 全体の構成を考える

 提案資料を作るとき、1ページ目から作成を始めようとしていませんか。それはまるで、一歩一歩懐中電灯で目の前の道だけを灯しながらゴールを目指すようなもの。提案資料を作るときにまずすべきことは、全体の構成を考えることです。(全体構成の例)のように、提案資料全体の流れとポイントを見渡せるようにまとめていきましょう。

 その時のポイントは、それぞれの項目を文章ではなく、ひとこと言い切りの形でまとめていくこと。なお、要点は3つでまとめると、わかりやすくなります。

全体構成の例

○○○計画
1. 現状と課題
1. …
2. …
3. …

2. 提案内容
1. …
2. …
3. …

3. 今後の展望
1. …
2. …
3. …

4. スケジュール案

 これができると、「(現状と課題「1」「2」「3」)があるので、(提案内容「1」「2」「3」)を提案します。そうすると、(今後の展望「1」「2」「3」)が実現・改善できます。」と言い切ることができるのです。このように一言で言いきれる形にすることが、わかりやすい提案資料を作成するうえでは大切です。

それぞれの要点をまとめる

 さて、ここまで提案資料の骨組みができたら、さっそく資料の作成に入ります。先ほど、作成した全体構成の項目をひとつずつ作っていきましょう。ここでも、1ページずつ完全に完成させるのではなく、まずは1ページずつポイントを絞って記載していく程度でいいのです。全体のをざっくりと形作ることを目指しましょう。パワーポイントであれば、1ページに1項目ポイントを書いて、その下に箇条書きで説明を書く程度でいいでしょう。また、必要なデータやグラフも揃えておくと良いかもしれません。

作成のポイント

1. 現状と課題
 現状に関しては、できるだけ根拠となる数字を持ってくるようにします。その数値的根拠から、課題を引き出すように書いていくのです。資料作成にあたっては、グラフ化などして視覚にもわかりやすいようにすると、より良いでしょう。

2. 提案内容
 提案内容で言いたいことはたくさんあると思います。しかし、読み手がここで挫折してしまっては意味がありません。要点をまとめて簡潔に記していくことが重要です。

3. 今後の展望
 提案内容を行うことで、どのような効果が現われるかを記載します。この部分が、課題を解決できた姿でなければなりません。

内容を作り込む

 ざっくりとした全体像が出来上がったら、いよいよ提案資料の完成に向けて作り込んでいきます。といっても、ここまでで要点はまとまっているはずなので、あとは構成の再確認や、細かい補足、文章の言い回し、資料の見やすさ、デザインなどをチェックを行えばいいでしょう。


 いかがだったでしょうか。常に全体の構成を見渡しながら、資料を作成していくことが、分かりやすい提案資料を作るポイントです。そして、このように提案資料が作れるようになると、頭の中も整理され、わかりやすい説明もできるようにもなります。ここで紹介してことを参考に提案資料を作成し、提案力をアップさせていきましょう。

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