仕事には優先順位があります。タスクを作成する時にも、その優先順位が必要になってくるでしょう。けれども、その優先順位がわからないという人は、実は多いもの。何を基準にすればよいのか、どういう種類の作業となるのかわからないのです。もちろん、優先順位を決めるには、その基準となるものがあります。その基準さえわかれば優先順位を決めることができる改善策につながるのです。では、それは一体どんなものなのでしょうか。
今、必要なことにとらわれない
仕事の優先順位がわからないというその理由のひとつに、急ぎの仕事が決して優先順位が高いわけではないということがあります。すぐに取り掛からなければらならない仕事が、優先順位の高いものであればわかりやすいのですが、そういうわけではないことが混乱を招くのです。
では、どんなことであれば優先順位が高いと言えるのか、という疑問が湧いてくるでしょう。それを解決することこそが、優先順位を決めることができるようになる改善策につながるのです。
後々、問題になってくることが今取りかかるべきこと
一言で表すのであれば、優先順位が高いものとは、今は必要性や緊急度が高くなくても、そのまま放置しておくと後々問題になってしまうような事、ということになります。つまり、今のうちに対処しておかなければ、後になって対応に追われる仕事です。
例えば、これから出荷する商品に何か欠陥があったとします。それをそのままにして出荷してしまうと、当然のことながらあとで問題になりますし、回収して購入したお客さんに謝らなければならなくなります。そのような事態にならないように、先に対処しておかなければならないということです。さらに先を読んで、何か欠陥となりうるような事はないかを調べておくという事前予防もあります。それこそが、優先順位が高い仕事というわけです。
優先順位をいかに決めるか、それは以上のように先を読むといった行為が必要になってきます。つまり、優先順位がわからないことに対する改善策とは、先のことを見通す力をつけることと言えるでしょう。
もちろん言葉で言うのは簡単ですが、そうすぐにできることではありません。まずは、自分の業務内容とその流れを再確認するところから始めればよいでしょう。そしてその流れのなかで、これは先にやっておいた方が後々楽だなと思えることがあれば、それを優先順位の高いところにもってくればよいのです。
そのようにして順位を決めてこなしていく、今すぐにしなければならないことではないかもしれませんが、あとで時間をとられるよりも、はるかに効率よく仕事をこなすことができるはずです。
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