仕事にトラブルはつきもの。トラブルが起こる目に予防策をとるのが一番の対処法なのですが、どうしても防ぎきれないトラブルや予期せぬ事態というのは起こってしまうものです。
もしトラブルが起こってしまったら、原因を突き止めて速やかに対処しなくてはいけません。手をこまねいていると被害がどんどん広がってしまい、収集が困難になってしまう可能性もあるでしょう。今回は、仕事上でのトラブルを円満に解決する方法について解説します。
1. 当事者の話をしっかり聞く
トラブルの原因が自分一人のものであれば個人で対処することになりますが、複数の人間がトラブルに関わっている場合、全員の話をしっかりと聞くことが重要。聞き取りが不十分の場合、一方的な決めつけでトラブルを処理されてしまった、という感情が当事者に芽生えてしまいます。まずはしっかりと当事者の話を聞き、言い分を聞いてもらったという納得感を与えましょう。
聞き取りで注意しなければいけないポイントは、事実について調べること。複数の人間から話を聞くときは共通する事実に注目し、客観的な視点で確認を取ることが原因究明と解決の糸口になります。円満に解決するためには、関わる人すべてが納得感を得られなければいけません。トラブル解決のコツは正しさではなく、当事者間の合意にあることを覚えておきましょう。
2. 事実を分析する
トラブルを円滑に解決するためには、トラブルの原因がどこにあるのかを見つけ出さなくてはいけません。仕事の肯定や作業を見直して、どこに問題があったのかを見極めましょう。事実の分析では、余計な先入観や偏見が一番邪魔になります。慣れた仕事であっても、もう一度最初から全体を見つめ直すゼロベース思考を用いて分析してください。
3. つながりをチェックする
トラブルが発生する原因の多くは、作業のつながりの間に潜んでいます。連絡ミスや伝達ミスといった基本的なトラブルは、両者の見解のすり合わせが行われていないことに起因します。互いに対する認識がズレたままでは、仕事をする関係性としては不適当です。
一つ一つの作業は正しくても、引継ぎの仕方が正しく行われていなかったり、人によって作業の進め方が異なっていればトラブルが発生する確率は高まります。事実に注目するだけでなく、事実と事実の間にあるつながりに注目してください。つながりに問題がある場合、トラブルの原意は双方にあるわけですから、解決は難しいことではありません。正しい仕事を目指して両者が態度を改めれば、円満に解決するでしょう。
トラブルの解決で重要なポイントは分析の結果原因が得られたとしても、責任追及と円満解決は別だということです。まずは原因を調査し、どのように改善すればよいかを考えた上でトラブルの処理をすれば、全員が納得のいく形での円満解決が実現するでしょう。
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