マーケティングを実務で行う際、資格を取っておくと、その基礎的な概念や体系などを理解して業務を行えるようになります。よって、これまでよりも業務が効率的なものとなり、かつ資格を取るというやる気を示すことで、周囲の評価もあげることができるでしょう。
また、現在は実務を行っていなくても、これからマーケティングをやってみたい、あるいは転職してみたいという場合は、資格を取っておくと、それだけで有利になります。しかし、マーケティングの資格は難しいものや時間や費用がかかるものが多く、取得しにくいのが実情。ではマーケティングを簡単に身につけられ、かつ有用な資格にはどのようなものがあるでしょうか。
1. マーケティング・ビジネス実務検定
マーケティング・ビジネス検定は、幅広い業種に対応したマーケティング知識が習得できる、実務知識を身につけられる資格です。A級・準A級・B級・C級の4つのレベルがあり、マーケティング知識とマーケティング事例の分野から出題されます。合格率は公表されていませんが、C級で50%程度と言われています。検定試験は年3回実施されるため、チャンスが多くて、かつ比較的簡単に取れる資格であると言えるでしょう。
2. 販路コーディネータ
販路コーディネータは、製品を市場目線で評価し、マーケティングや販売戦略、販売促進の助言を行うスキルや、販路開拓や新市場の開発スキルが身につく資格。3級、2級、1級の3つのレベルに分かれており、3級の合格率は約70%です。製品評価から販路開拓まで、幅広い知識が身につけられ、かつ取得しやすい資格でしょう。
3. ビジネス・キャリア検定
ビジネス・キャリア検定には様々な分野があり、この中の1つにマーケティングがあります。マーケティングの基礎概念から、戦略策定、物流など幅広い知識を身に着けることが可能。ビジネス・キャリア検定は2級と3級があり、合格率は3級が70%程度、2級が50%程度です。前期、後期と年に2回行われ、取得者も多い資格と言えるでしょう。
これらの資格は、比較的取得しやすいものですので、複数取得したりするとよりマーケティングの知識も高まり、アピール度も高まると言えます。現在のマーケティングは、何となくやる、雰囲気でやるという時代ではありません。正確な知識と冷静な分析力、主観にとらわれない客観性が必要となっています。これらの資格を取得して、マーケティングに関する知識を身に着け、今後のキャリアをより高いレベルにしていきましょう。
U-NOTEをフォローしておすすめ記事を購読しよう