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「ロジカルシンキング」のスキルを身につけるために普段から取り入れたい3つの訓練方法

Shingo Hirono

2014/04/13(最終更新日:2014/04/13)


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by Nanagyei
 ロジカルシンキングとは、物事を論理的に順序立てて考える思考法の一種。ロジカルシンキングを身につけることで物事を論理的にとらえることが可能になり、因果関係や原因分析に活用することが可能です。

 ロジカルシンキングとは技術であり、訓練で習得することが可能なスキルですので、生まれつきの才能などは関係なく、トレーニング次第で誰でも習得することができます。今回は、ロジカルシンキングを身につけるために行いたい訓練方法を紹介します。

ビジネスを分析する

 日常的に触れているビジネスについて考えてみることでロジカルシンキングの訓練になります。どのようなビジネスであっても、何らかの方法で利益を上げていなければ存続は不可能です。商店街の片隅にある、さびれた帽子屋でも、何らかの方法で利益を上げているから商売を続けられているのです。

 客が入っているところを見たことが無いのになぜビジネスを続けられるのか、どういったビジネスモデルが成立しているのか、そういったビジネスの仕組みを論理的に推察することでロジカルシンキングという考え方を鍛えることができます。

 なぜこの商品はこの価格で販売されているのか、なぜ営業時間が短いのか、なぜ無料サービスを提供しているのか、ビジネスにはロジカルシンキングを訓練されるための疑問が沢山あるはず。気が付いたことを深く考えてみることで、日常の空き時間をロジカルシンキングの訓練に充てることができるでしょう。

2. 歴史を分析する

 歴史上の事件は実際に起こった現実の問題であり、様々な要因が絡んで引き起こされたもの。歴史的事実について調べ、その事件がなぜ起こったのか、事件はどのような影響を与えたのか、事件が起こらなければどのように歴史は変わっていたのか、ということを論理的に思考することで、ロジカルシンキングの訓練に役立てることができます。

 歴史的事実は複雑な要因の結果として起こるものであり、単純に一つの原因だけで結果が表れているわけではありません。複雑に絡み合った要素を一つ一つ丁寧に解きほぐして分析することこそが、ロジカルシンキングの最も得意とする分野です。どのようなことであっても必ず原因と結果の関係は存在するのですから、ロジカルシンキングを訓練するための素材になるでしょう。

3. 主張に理由をつけてみる

 自分自身で何らかの主張を設定し、その主張を支える理由を考えてみることでロジカルシンキングを訓練する事ができます。主張はどのようなものでも構いません。通常であれば納得できないようなことでも、何らかの理由を見つけ出してロジカルシンキングを訓練する事は可能です。

 「選挙権は18歳からにするべきだ」という主張を設定すれば、18歳からにするメリットは何か、18歳からにする事で社会はどのように変わるのか、18歳からにする事で起きるデメリットは何か、すでに18歳からにしている国ではどのような問題が起きているのか、といったことを論理的に考えて主張を押し広げていくことが可能になります。


 ロジカルシンキングをするためにしたい訓練方法は、特別なものではありません。日常の中にある疑問や不満を分析することで、自然と論理力は鍛えられていきます。ロジカルシンキングを訓練することで、思考を整理することが可能になり、他社に説明する時もわかりやすく解説することができるはずです。少しづつ訓練する癖をつけていけば、負担を感じることなくロジカルシンキングの訓練ができるでしょう。

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