日頃様々な企画や提案をして、承認に至るまでの流れについて説明していきたいと思います。企画や提案を通すのには、いかに工夫をして計画書の作成をしていくのかなど、実は沢山の課題があるのです。
その手順を踏まないと、どんなに素晴らしい企画でも安易に通る事はありません。問題はアプローチの仕方、これに尽きるのです。そういった手順の中には、対人の心理戦だったり数字の力を巧みに使ったやり方があるのです。
誰に出す企画なのかを考える
企画や提案を通す際、ある程度その案が承認されるまでの流れをイメージしていると思いますが、そもそも誰に通す案なのかを真っ先に考える必要があります。
企画・提案を出す人は、その上司が一体この企画が通る事でどのようなメリットがあるのかということを、あらかじめ知っておく必要があります。相手にとって得が無い案が通る事はまず無いのです。日頃の業務の流れを知る事が、企画や提案を承認してもらう流れを作る原則になってきます。時間や数字を明確にしておくことで、よりまとまった案として承認されるのです。
そして、企画している問題を、しっかりと現状を把握していく事も大切です。現状分析をする際に細かく数字を書き込むことで、信ぴょう性を高める事が出来るのです。値段の推移だったり、月々の総売り上げの変動を細かく調査しておき、誰が見ても解りやすく綺麗にまとめておく事で一つの案がより通りやすくなります。
費用対効果
どのようなメリットをもたらす事が出来るのかを、しっかりと企画・提案の中に盛り込んでおくのですが、結局のところ費用対効果とて捉えるので、実際に赤字になるような企画・提案を承認出来ません。
まず、第一に気にするのが時間です。自分の案を通りやすくする為にも、日頃からタイムシートなどで一つ一つの仕事を管理するよう流れを作っておきましょう。自分が思っている程早く終わっていない事が多々あるからです。今まで掛かった時間と、対策後の短縮時間を比べて、どれ程の経費削減を実現する事が出来るかを、一日、一週間、一か月といった定期的の時間での変異を示す事が必要です。そして、実行するまでの流れ等も同時に企画書に書き込んでおくのも良いでしょう。
費用対効果のある企画・提案なら、多少難しくても上司が責任を持って更に上の上司に流れを説明してくれるでしょう。
案を実行に移すまでにすること
実際に案を実現させるには、目標などをどのように設定していくのかを明確にする必要があります。なぜなら、それは即利益に直結していくからです。流れの中で予測を立てる必要があります。現状分析を徹底的に行い、データをさかのぼり課題を明確にしていき、目標や施策を立てることで、上司や社長を説得する事ができる企画・提案をする事ができるのです。
目的達成までの流れを大きく説明してきましたが、『何故』ということが根本にあることを忘れないようにしましょう。何かしら不具合があるから企画や提案をする必要があるわけなので、これを解決しない限りまた問題を起こし続けるのです。5W1Hを基本として、自社だけに留まらずにクライアントにも利益をもたらすことを念頭において、企画の流れを作っていきましょう。
最後に資料の作成になりますが、誰もが読みやすく、グラフなどを有効的に使って進捗状況の報告が出来る様にしたいです。この企画書の出来が悪いと、せっかくの企画・提案が台無しになる可能性もあります。報告書でしっかりと流れを説明出来れば、上司も安心して任せる事ができるのです。
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