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仕事の焦りを「不安」へと転化させないためのマインドの持ち方

Shingo Hirono

2018/09/13(最終更新日:2018/09/13)


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by ianmunroe

 ビジネスパーソンにとって仕事の焦りはつきもの。「納期に間に合いそうもない…」や「今日中に終わらせなければならない仕事があるのに、思わぬアクシデントが生じて、仕事が滞ってしまった…」などです。焦りを感じるからこそ「何とかしよう」と思うわけで、つまり焦りは仕事のモチベーションにつながる感情と考えてもいいでしょう。

 しかしそれが「不安」へ転じてしまうと、マイナスにしかなりません。不安は仕事のモチベーションになりようがなく、仕事の効率やグレードを落とすだけだからです。どうしたら不安への転化を防げるか。マインドの持ち方について考えてみましょう。

不安は自分が勝手に作り出してしまう幻想

 上記のようなケースでは、人間は当然、焦ります。焦るからこそモチベーションも高まるのです。焦りは時にプラスに働くというわけです。では、どうしてそれがマイナスにしかならない「不安」に転じてしまうのか。それは「できなかったらどうしよう」と考えるからではないでしょうか。

 永遠に終わらない仕事はないですし、一生新しい仕事が覚えられないということもありません。もし納期までに仕上げられなかったとしても、納期を遅らせることができれば、必ず完了します。新しい仕事もいつかは覚えられるもの。つまり、考えるべきなのは「できなかったらどうしよう…」ではなく、少しでも前へ進むにはどうしたらいいか、納期が遅れる場合、どういう対処法があるか、ということです。

 「出世が遅れている」という焦りも同様です。「出世できなかったらどうしよう…」と不安に思うより「出世するためにはどうしたらよいか?」を考えるようにしましょう。「自分はこの焦りを必ずプラスに働かせ、出世につなげる」と自己暗示をかけるのも有効です。

あえて視野を狭くする

 より具体的なマインドの持ち方を紹介しましょう。仕事をする上で大切なのは、常に広い視野を持つことです。しかし、もし強い焦りを感じ、不安が心の中を渦巻いてきたら、あえて視野を狭めてみてはどうでしょうか。不安は現在ではなく将来に意識が向くことによって生まれます。「今の状態に焦りを感じる」ことはあっても、「今の状態が不安」ということはありえません。すべての不安は明日や将来を想定して生まれるもの。「明日が不安」なのであり、「将来が不安」なのです。

 ですから、意識的に視野を狭め、「今」だけを見る。今取り組んでいる仕事だけに集中するようにしましょう。視野を狭くすると、焦りは感じながらも、ともかく仕事を前進させることができます。これは不安が生まれる余地をなくす、マインドの持ち方です。

 「焦り」は自然に起こる感情ですが、「不安」は自分が勝手に作り出してしまう幻想に過ぎません。幻想を作り出している暇があったら、具体的な仕事をし、対処法を考える。そういうマインドを持つことが必要なのではないでしょうか。

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 仕事での不安や緊張、焦りといったものは、繰り返すうちに少しずつ慣れていくケースがほとんどだ。

 いつまで経ってもなかなか克服できないのであれば、その仕事が自分の性格や特質に合っていない可能性が高いので、転職を考えてみるといいだろう。

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