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「ロジカルシンキング」を身につけるために日常生活で実践できる3つの学習法

Shingo Hirono

2014/04/12(最終更新日:2014/04/12)


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by yutaka-f
 ビジネスにおける有効な思考方法として、注目されているのがロジカルシンキングです。ロジカルシンキングを活用することで問題の認識と解決方法の提示を正しく実践できるようになり、ビジネスだけでなく様々な場面で効果を発揮します。では、ロジカルシンキングを身につけるためにはどうしたらいいのでしょうか。今回は、ロジカルシンキングを身に付けるための学習法を紹介します。

1. 理由を探る

 人間は色々なことを考えたり感じたりするもの。しかし、なぜそのようなことを考えたのか、その理由まで考える人は少数です。実は、ロジカルシンキングのヒントはここに隠されています。

 一見理由などなさそうな考えであっても、人間の思考というものは理由があって生まれているものがほとんどです。その理由を順序立てて探っていくことで論理的思考の基礎が身に付き、ロジカルシンキングを正しく実践できるようになります。何か食べたい、と思ったら「なぜ何か食べたいと思ったのか」という感情が沸き起こった理由を探っていきましょう。

 何か食べたい→なぜ何か食べたいのか→お腹がすいているからだ→なぜお腹がすいているのか→忙しくて昼食を食べていなかったからだ→なぜ忙しかったのか→新規の顧客が大勢来店したからだ、というように感情の原因を順を追って探っていくことで、論理的な思考方法を鍛えることができます。

2. 論理立てて主張する

 一見無茶に思える暴論を論理立てて主張してみることで、どのような形で論理構成をすればいいのかが理解できるようになり、ロジカルシンキングをより実践的に学習することができます。命題として設定するのは難しい物であればあるほど効果的です。

 「税率や90パーセントにすべき」「白米食は禁止」「日曜日はピンクの服を着る」「男性のスカート着用義務化」など、無謀な命題であればあるほど主張を論理立てて説明するのに工夫が必要になり、ロジカルシンキングをどのような形で生かすのかを学ぶことができるでしょう。

 どのような命題であっても理論立てて主張することは不可能でありません。あえて難しい命題を設定することで、自身の感情と論理を切り離してロジカルシンキングを実践することが可能になります。

3. 結果から原因を探る

 結果から原因を探ることで論理的な推定が行われ、ロジカルシンキングに基づいた思考が身に付きます。「ドーナツにはなぜ穴があるのか」「チュロスはなぜ星形なのか」等のように、すでに結果として表れている事象を、さかのぼって原因を探っていくためにはロジカルシンキングを使用する必要があるでしょう。たとえ結論にたどり着けなくても無駄ではありません、結論に向かって論理を進めていくことが、ロジカルシンキングの学習になるのです。


 ロジカルシンキングの理論は難しくありませんが、口で説明してもわかりずらい技術です。ロジカルシンキングを身につけるために重要なのは、実践を繰り返すこと。ロジカルシンキングを学習するための教材は日常にあふれています。何気ないことを見逃さず、論理的な思考で考えてみることが一番のロジカルシンキング学習法になるのです。

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