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仕事のスピードアップにつなげるための「集中力」の鍛え方【2つの方法と1つの注意点】

Shingo Hirono

2014/04/12(最終更新日:2014/04/12)


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by Ian Sane
 仕事のスピードを上げるためには、どうしても集中力が必要です。集中力を持って仕事に取り組むこと、そしてそれをできるだけ持続させることが、スピードアップに不可欠と言っていいでしょう。ここでは、集中力が劣っていると自覚している人のために、簡単にできるトレーニング方法と、改善すべき注意点についてお話します。

20分間読書で集中力トレーニング

 自宅でもどこでも簡単にできるトレーニング方法が、「20分間読書」です。コツは、できるだけ関心の薄いジャンルの本を選ぶこと。自分の専門分野から離れた学術書、たとえば古典的な哲学書などがおすすめです。

 その本を、20分間だけ集中して読んでみるのです。速読が目的ではありませんから、読むスピードはゆっくりで構いません。とにかく集中して、できるだけ内容を把握するよう、読み込んでください。わからない用語が出てきたら、辞書で調べながら、少しでも理解するようにします。

 それをいきなり長時間続けるのは無理ですから、20分から始めることをおすすめします。文庫本や新書など、携帯しやすい本にすると、いつでもどこでもトレーニングしやすいでしょう。これを習慣にすると、集中力はかなり高められるはずです。

実際の仕事をしながら、集中力を高める

 そのトレーニングを続けながら、実際の仕事でも集中力を高めることを考えましょう。その場合も、時間を区切るやり方が有効です。1つの仕事をする際に、まず5分間だけ集中して、取り組んでみましょう。集中力のない人に共通しているのは、1つの仕事をしている間に、メールのチェックをしてみたり、他の仕事をこなしてしまうこと。ですから、まずは5分間だけ、そうした余計なことはしないで、1つの仕事だけに集中するのです。

 5分なら、集中するのはそう難しくないはずです。それができたら10分、15分と、少しずつ時間を伸ばしていきましょう。この方法で30分、集中を保てるようになったら、集中力が身についたと思っても良いでしょう。

生活習慣の改善

 そうしたトレーニングをすると同時に、生活習慣を見直し、改善する必要もあります。改善すべきなのは「ながら行動」。集中力のない人は「ながら行動」をしがち、ということは昔から言われてきました。何かをしながら別のこともすると、集中力が散漫になってしまいます。その「ながら行動」が近年特に目立ってきました。携帯電話やスマホの普及がその原因です。

 常に複数のことを同時に行う「ながら行動」は、集中力を高めるためには大きな障害になってしまいます。ですから、そうした生活習慣を見直し、少しでも改善する努力も、集中力アップには必要になるのです。ただし、「音楽を聴きながら、別のことをする」というのは、逆に集中力を高めることがありますので、例外と考えてください。


 20分読書にしても、「ながら行動」にしても、要するに「習慣」が大切。トレーニングを習慣にし、一方でマイナスの習慣を見直すことで、ぜひ集中力を高め、仕事のスピードアップにつなげてください。

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