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リスクを考慮した提案をするときのポイント【効果と盛り込むべき内容】

Shingo Hirono

2014/04/12(最終更新日:2014/04/12)


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リスクを考慮した提案をするときのポイント【効果と盛り込むべき内容】 1番目の画像
by Mathematical Association of America
 仕事上で何らかの提案をするときに、単にその提案の有用性をアピールするだけではなく、リスクについても触れると説得力がより増します。提案にしろ報告にしろ、どうしても「良いことばかり」を説明したくなるのが人間心理というもの。それだけに、あえてリスクに言及することで信憑性のある提案になるのです。リスクを提案に盛り込む効果と、その内容について説明しましょう。

提案にリスクを盛り込む効果

 「この提案にはこれだけのメリットがあります」ということだけを主張するより、デメリットやリスクについても盛り込んだ内容にしたほうが、説得力が増します。出された提案を吟味・評価し、判断する側は、「良いことばかり並べているが、本当にそうなのか。この提案には隠れたリスクがないのか」と疑う目を常に持っているため、もし「メリットづくし」の提案をすれば必ず、「ところでリスクやデメリットは?」と質問されるでしょう。

 その時になって、「実はこういうリスクがあります」と答えると、そのリスクが進んで口にしたくないほど、大きなもののような印象を与えてしまうのです。それよりも最初から、提案にリスクをきちんと盛り込んでおいたほうが説明もしやすいですし、相手もかえって安心できるのです。

提案の中でリスクをどう扱うか~ポイント1

 リスクを考慮した提案をする場合、大切なポイントが2つあります。1つ目は、最悪のケースを想定し、それを明示すること。つまり「この提案にはこういうリスクがあります。最悪の場合はこれだけの損失が出ます。逆に言えば、最悪の場合でもこれだけのリスクにしかならないということです」というように説明するのです。

 想定されるリスクを少なめに表示してしまうと、実際にそれが実行に移された後で、思わぬ事態に立ち往生してしまう危険性があります。それこそ想定外のリスクです。そうならないためにも、最初の段階で、最悪の想定をしておくことが大切です。「マックス」を提示することで、かえってそのリスクのスケールを小さく感じさせる、心理テクニックと言っていいでしょう。

提案の中でリスクをどう扱うか~ポイント2

 2つ目のポイントは、そのリスクの回避策、軽減策を提示すること。どのような点に注意すればそのリスクを回避できるか、100%回避することは難しくても、軽減するためにはどんな施策が考えられるかの説明を盛り込むことです。

 ただし、リスクの種類によっては事前になかなか有効な回避策を考えられないということもあると思います。その場合は、「この提案の実行に当たっては、事前にリスク対応策を考察する必要あり」という一文を加えるといいでしょう。そして、提案をする際、「知恵をお借りしたい」という旨を、正直に伝えることをおすすめします。


 リスクを考慮した提案は、その提案者がいかに真面目にテーマに取り組み、考察しているかの証明です。真面目な提案を受けて、悪い印象を持つ人はいません。リスクを示すこと自体に、すでに意味と効果があると言っても過言ではないでしょう。

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