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企画を提案する時に「メリット」をはっきりと示す3つの方法

Shingo Hirono

2014/04/12(最終更新日:2014/04/12)


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企画を提案する時に「メリット」をはっきりと示す3つの方法 1番目の画像
by U.S. Embassy Tel Aviv
 企画を提案する時に重要になるのが、会社のメリットをはっきりと提示すること。メリットをはっきりと提示することで企画に対する理解が深まり、賛同者の数も多くなります。では、メリットを示すためにはどのような方法があるのでしょうか。今回は、企画を提案する時に会社のメリットをはっきりと示すためにすべきことを紹介します。

1. 過去の分析データを提示する

 会社にとっての企画のメリットとは、顧客行動の結果として表れます。最終的なメリットは利益という形で現れるのですが、そこに至るまでのプロセスには購買数の増加や利用機会の上昇などが考えられるでしょう。過去の顧客行動を分析したデータを提示することで、企画が顧客行動に与える変化を示すことが可能になり、予想されるメリットをはっきりと示すことができるのです。

 企画が広告を主軸にしたマーケティング戦略の場合、過去の広告戦略が顧客の行動にどのような変化を与えたのかという分析データを提示することで、企画によって予想される顧客行動の変化を推測して提示することが可能になります。過去の分析データを用いることで未来の行動予測が可能になり、会社のメリットとなる顧客行動の変化を具体的な根拠をもって示せるのです。

2. 数字を記載する

 会社が知りたいのは、その企画によってどのくらいのメリットが得られるのか、ということ。企画を提案する時に予想されるメリットを具体的な数字で示すことができれば、会社側の企画に対する理解が深まり、企画の持つ意義を正しく理解してもらえるでしょう。

 記載する数字は類似の企画を参考にしたり過去の事例を基にして導きだし、予想値として記載します。あくまでも予想なので、ある程度の幅を持たせておく必要がありますが、具体的な数字でメリットを示すことができれば、企画に対してどの程度の投資が可能か、ということが判断できるようになるでしょう。会社側はコストとリターンを計算できるようになるので、企画がもたらす効果を正しく理解することができます。

3. 長期のメリットと短期のメリットを示す

 企画が会社にもたらすメリットは1種類だけではありません。短期的なメリットと長期的なメリットの2種類を提示すれば、企画が会社にもたらすメリットをより大きく提示することが可能になります。

 広告を企画として提示する場合、短期的なメリットは販売数の上昇や知名度の向上が想定され、長期的なメリットとしてはブランドイメージの確立による付加価値の上昇が考えられるでしょう。短期と長期の2種類のメリットを提示することで、企画により大きな意味を持たせることに成功し、企画実現に向けて大きく前進するのです。


 会社が行う企画である以上、会社にメリットが無ければ企画は実現しません。メリットを正しく示し、根拠があることを証明できれば企画はきっと承認されるでしょう。重要なのはメリットを大げさに示すことではなく、嘘や偽りのない正確なメリットを提示することです。

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