企画をチームで実行するには、メンバーを引っ張るリーダーという存在が必ず必要になります。しかし、リーダーと言ってもすべての能力が高くないといけないわけではありません。ここでは企画のリーダーが持つべき3つの力を解説します。
好かれる力
リーダーはメンバーの作業に幅広くかかわります。一つの作業を行うだけでも承認作業や確認作業など多くの場面でリーダーが関わることになります。その際に、リーダーが嫌われているとしたらどうなるでしょう。作業の進捗が滞っても相談しにくければ問題点は解決されないし、メンバー間に軋轢が生まれてしまうことだってあります。そこで求められるのがリーダーの「好かれる力」です。
たとえリーダーだけの技量で解決できなくても、リーダーの人柄によってまとまったメンバーが一つの作業の問題点を解消することで、単位時間あたりの稼働率が向上し結果的に企画が円滑に進むことにつながります。技術のある人よりも好かれる力のある人のほうが企画のリーダーとして成功しやすいかもしれません。
怒れる力
リーダーには時としてペナルティを行使する必要がでてきます。作業の失敗やメンバー間の揉め事、作業の進捗の遅延などのトラブルを解決するために必要なのは「怒れる力」です。作業する上で必ず発生する失敗は、その場で解決するだけで終結するものではなく、二度と繰り返さないためのアフターケアが重視されます。その際に心を鬼にしてメンバーに喝を入れられるかが重要になってきます。怒れないリーダーというものは概ねメンバーに軽視されがちです。
納得させる力
リーダーは最もメンバーと作業の話を多くする役割でもあります。作業においてリーダーの意向とメンバーの認識が食い違うことも少なくありません。その認識の違いを防ぎ、円滑な伝達を行うために必要なのが「納得させる力」です。リーダーにはメンバーの作業を矯正することが求められます。その際にリーダーの説得力が乏しければメンバーは納得した作業を行うことが出来なくなってしまいます。
役職の違いにあぐらをかいて絶対的な決定権を行使するのではなく、メンバーを納得させて正しい企画進行を行うための力添えをすることがリーダーとしてのあるべき姿です。
いかがでしょうか。リーダーに必要なのは一人で仕事をこなす力よりも、こうした人を動かす力なのです。企画を進めるにあたってリーダーとは「メンバーを頼り、メンバーに頼られる」存在であることが必要です。現在リーダーの役割を担っている人は自分にこうした能力が備わっているか確認してみてください。
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