顧客や取引先に、送り状を作成し、封筒に書類を入れる時にもマナーがあることをご存知でしょうか?細かいことですが、このマナーを知っていると先方が開封した時にも、送り状が見やすくなったり、封筒の中の送り状を開封時にはさみで切ってしまうということもなくせます。
送り状を先方に送る時には、資料や商品の送付時や、何らかのお詫びの送り状を送る場合などもありますので、失礼のないように気を配るべきでしょう。ここでは、送り状を縦折りにした時の折り方のテクニックについて考えてみたいと思います。
和封筒に入れる場合の三つ折りの送り状の折り方
ビジネスの場面においては、洋封筒より和封筒にいれて送り状を送る場面が多いでしょう。和封筒へ送り状を入れる時に、どのようなことに気をつけて縦折にするのかを説明します。
1. まず、送り状が縦書きか横書きかに注意してください
縦書きの場合には、手紙の書き出しが右上にくるように、送り状を表にします。三つ折にするときには、下からまず三分の一を折り、その後、上に残っている三分の一の部分を下に折り重ねます。
横書きの場合には、 宛名が折れないよう気をつけながら、下からまず三分の一を折ります。その後、上に残っている三分の一の部分を下に折り重ねます。
2. 封筒に入れる際にも、注意をしましょう
送り状は、書き出し部分が封筒の表面にくるように入れてください。その際、送り状の書き出し部分が、封筒の上部にくるように入れます。こうすることで、開封した先方は送り状が、読みやすくなるのです。
和封筒に入れる場合の四つ折りの送り状の折り方
次に、四つ折にする場合についても折り方のテクニックが必要となります。和封筒に入れる場合には、多くは三つ折に縦折するのが一般的。しかし、封筒のサイズなどによっては、四つ折にする場合などもあるので、注意しましょう。
1. 送り状の書き出しが、右上になるように送り状を表にします。下から半分におります。そして、さらにそれを半分に縦折します。テクニックとしては、送り状を重ね合わせた時には、書き出しの部分が一番外側にくるようにすることです。
2. 封筒に入れる場合には、三つ折りの場合と同じようなことに注意しながら、送り状を封筒に入れてください。
送り状の縦折の折り方に気を配るのは、先方が開封した時に読みやすくするための心配りです。送り状の折り方一つで、気遣いを伝えることのできるビジネスマナーの一つ。仮に、手順は関係なく適当に送り状を折ったりしていると、送り状の書き出しの部分が内側に入ってしまったりして、開きにくくなってしまいます。また、宛名などが下になってしまうことも失礼に当たりますので、注意しましょう。
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