ビジネスに欠かせない作業の一つがマーケティングです。しかし、やることや考えることが多くてまず何をやればいいか分からない場合も多いでしょう。今回はマーケティングの仕事の基本的な進め方を紹介します。
1. ターゲットを絞る
商品開発をする前に必ずやるべきなのは、どの様な商品を開発すれば消費者に受け入れてもらえるのかを考える事です。この時、全ての消費者をターゲットにすることはまずないでしょう。なのでまずはどの様な消費者に受け入れられる商品を作るのかを考えます。
2. 商品を購入する目的を考える
例えば、包丁を購入したいと思ったとしましょう。なぜ、包丁が欲しいのでしょうか?それは、料理を作る時に食材を切るためです。つまり、包丁という商品が欲しいのではなくて、料理において食材を切るためのモノが欲しいから包丁を買う、という図になっている訳です。商品開発をしていく時には、ここに注目しましょう。つまり、単にどんな商品を開発するかではなく、その商品でどんな目的が達成できるのか、商品が提供できる価値は何なのかを考えるのです。
3. 市場調査を行う
ターゲットと価値を綿密に練っていくには、当然ながら今の市場の状況を知ることが大切です。なので、ある程度ターゲットと目的が絞れたら徹底的な市場調査を行いましょう。ここで注目したいのは、既に同じ様な目的で開発され販売されている他社製品の情報やユーザーの感想をしっかり入手しておく事です。
4. 自社だけの差別化を図る
市場調査を行った結果、すでに市場に自社の商品と似た商品があることが分かるでしょう。この場合、他社商品では得られない価値や使い勝手など、自社だけの強みを考えましょう。他社との差別化戦略を考えるのです。マーケティングではこの差別化戦略を軸にして販促をします。
5. 販売促進計画を立てる
この様にして得た情報や戦略に基づいてどの様に売り出していくかを考えます。チラシやテレビコマーシャルを使うのか、雑誌や新聞の広告部分に掲載していくのかなどの販促方法を決めるのです。当然ながらここには、実際に商品がお客様のもとに届くまでの流通経路のすべてを視野に入れておく必要があります。
いかがでしょうか。もちろん、ターゲットを絞る前に市場調査を行うこともあるし、まず商品の強みだけが決まっている場合もあるでしょう。順序が多少逆転することはありますがこの流れが基本です。計画を立てずにマーケティングを進めても効果が出ることは少ないです。流れを守ったマーケティングを行いましょう。
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