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企画書の書き方として知っておきたい!「コンセプト」と「企画概要」の違い

Erika Kinoshita

2014/04/16(最終更新日:2014/04/16)


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 企画書を作り上げる時には、構想が明快でインパクトのあるものに仕上げることが大切です。良い企画書というのは、その企画書を読んでその構想が実現可能かつ、目的を達成する事ができるだろうという魅力に溢れているもので相手を納得させることができるもののことを指します。

 企画書に大きく掲げるべきは、「コンセプト」と企画概要」の2つです。この2つは混同されがちなのですが、内容は違います。ここでは、その2つの違いがどのようなことであるのかについて述べていきます。

「コンセプト」は企画書に秘められた概念

 プレゼンテーションを行うにあたり、企画書を持ってすべてが始まります。フォーマットやプレゼンの仕方はさまざまですが、その企画の持つ内容とそこに秘められた概念は明快に内容を伝える際の核となります。

 あなたが企画を立てる時、まずはクライアントの要求が存在するでしょう。あるいはあなたが新しいユーザーに向けて販売したいものがある時やまだ存在していないものを創造したい時に、企画書を作成して相手にその内容と目的を伝えるでしょう。「それを売りたい」「これを世に出したい」という確固たる欲求と自信と意欲が企画を立てようと思った核であり、動機となります。これこそが「コンセプト」です。

 企画書にはこの「コンセプト」の概念がどのような世界観であるか、どのような可能性を秘めているかというビジョンを掲げることが大切です。しっかりと目的を持ちしっかりとした構想を見据えてこそ、着実にプランを構築し結果を出すプロジェクトとして成り立ちます。どの段階においても「コンセプト」がしっかりと掲げられているからこそ同じ方向に向かって進むことができ、選択を強いられたポイントでもより良い判断をすることができるようになるのです。

「企画概要」は企画書の内容を実現へと明快にする

 「コンセプト」は概念的な要素が強い場合が多いでしょう。夢物語を描いていたり希望的観測だけで企画をスタートしても、それは実現可能だという説得力に欠けます。

 そこで、「企画概要」での説明が必要となります。例えば、この企画を立てるにあたってそのニーズのデータや分析したり世の中の動向や流行等を提示し、その企画立案の必要性を提示します。

 そして、企画の段階では結果を断言することは難しいですが、実現可能な方法論と戦略等が記されている必要があり、それこそが説得材料となります。具体的な方法を戦略を持ってしっかりと記し、その企画を推進してゆく道筋を提示するのです。クライアントはその道筋を追って、企画の結果をイメージし、企画の面白さや効果を評価するでしょう。


 「コンセプト」から発した世界観が「企画概要」で実現可能であると広げられ、企画実施へとつながります。クライアントがイメージをしやすいように表現されていることが大切です。なぜなら、企画はすべてこれから実現していくスタート地点だからです。

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