1905年にペンシルベニア大学、ピッツバーグ大学がマーケティングの科目を開講して以来、様々な学者たちがマーケティングについて研究してきました。有名な学者はフィリップ・コトラーですが、マネジメントで有名なピーター・ドラッカーもマーケティングについて語っています。それらの学者たちがどのような視点で研究をしていたのか、その名言を見て行きましょう。
フィリップ・コトラー
マーケティングを勉強するならこの人の本は必ず読まれると言っても過言ではないほどの大物です。
・「学ぶことは一日で出来る。だが使いこなすことが出来るようになるには一生かかる」
一日で学べるというのはマーケティングの神様とまで言われるコトラーだからこそ言えるのかもしれませんが、学ぶことよりも大変なのは使いこなすことだと考えているようです。確かに理論を学ぶだけよりも、実際のケースに当てはめて物事を決定することの方が客観的な視点や決断力が要求されますね。
・「どんな会社であろうとも、これだけでいいと言えるような戦略は存在しない。どの会 社でも、自分のスケールとポジションを自社とライバル会社を見比べて考えるべきだ」
自社の規模によって有効な戦略は変わるということですね。見方を変えればどんな会社であろうともやりかたはあるはずだと考えているようにも取れます。このような実践での使用を意識した考え方をしているからこそ、彼は「マーケティングの神様」と呼ばれているのでしょう。
ピーター・ドラッカー
「マネジメント」という本で名前を知っている方も多いのではないでしょうか。そちらの方で有名ですが、彼は経営学者であり、現代経営学の発明者であり、多数の著書とともにマーケティングについても様々な名言を残しています。
・「顧客のことを知り、
製品をそれに合わせ自ずから売れるようにすることが目的である。」
最近は、無理矢理にブームを作って稼ごうとしていると感じられるようなやり方の企業も少なくありません。本当に欲しい物、便利な物なら誰もが買うでしょう。こういった本当の需要を見つけるところから始めようということですね。
・「販売とは逆のものだ。何らかの販売の必要性はある。しかし理想のマーケティングは 販売を不要にすることだ。」
もしも前述した「本当に欲しいもの」ならば、こちらから売り込む必要すらないかもしれません。本当の需要を見つけ、それを満たす製品やサービスならば宣伝などの販売促進はそれほど必要なくなるだろう、ということですね。
以上がマーケティング学者の名言です。こういった人たちから学べることは非常に多いです。著作を読むなどして、さらに知識を増やしていきましょう。
U-NOTEをフォローしておすすめ記事を購読しよう