HOMEビジネス 内容に集中すると忘れがち?企画に大事なことは「目的・集中・実現方法」の3箇条!

内容に集中すると忘れがち?企画に大事なことは「目的・集中・実現方法」の3箇条!

Erika Kinoshita

2014/04/25(最終更新日:2014/04/25)


このエントリーをはてなブックマークに追加

内容に集中すると忘れがち?企画に大事なことは「目的・集中・実現方法」の3箇条! 1番目の画像
by kanegen
 ビジネスシーンでは企画を立案する機会に少なからず出会うことになります。企画を立てるのが苦手という人に共通しているのが「企画立案に大切なポイントを外している」ということです。企画を立てるときはポイントを押さえて立案していくと、シンプルで効果的な企画を立てることが可能になります。今回は、企画を立てる上で大事なことを3点紹介します。

1. 企画の目的

 企画で最も重要なポイントが「何をするための企画なのか」という点です。企画の目的は企画の根幹であり、企画を立てるときに最も重要になる部分です。企画の目的を明確に示すことができれば企画の意図や重要性をつかむことが可能になり、企画の持つ意義を導き出すことが可能になります。企画を立てるときは企画の目的を最初に設定してください。

 企画の目的とは、解決すべき問題の提案に他なりません。企画を実現することで「何が変わるのか」ということが企画の目的になります。例えば、商品の広告企画であれば商品の知名度が低いという問題を解決するのが目的であり、新商品の開発企画であれば商品の欠点や性能不足という問題を解決することが目的になります。

 目的を設定する時のコツは乗り越えるべき課題を見つけ出すことです。現状の問題点や不満点を洗い出し、課題として設定することで企画の目的が明確になります。

2. 企画の対象

 誰を対象にした企画なのかを明確にしなければ、企画を実現させることは不可能です。企画立案段階で明確なターゲットを設定し、それに沿って企画を立てていく必要があります。ターゲットは絞り込んでいくほど企画立案に具体性が生まれますが、あまりにターゲットを絞り込んでしまうと今度は企画の効果が薄れてしまいます。広すぎず狭すぎないターゲットを設定することが、企画を成功に導きます。

 企画のターゲットと企画の目的は密接に連動しています。「プロジェクト成功に向けての士気向上」が企画の目的であればターゲットは社内の従業員になりますし、「商品の知名度向上」であれば、ターゲットは商品の顧客になっていない消費者になります。ターゲットは企画内容によって自動的に決まる場合もある、ということを覚えておきましょう。

3. 企画の実現方法

 どんなに優れた企画でも実現する方法が無ければ単なる絵空事にすぎません。具体的な可能性を持った実現方法を提案できて初めて企画が有意義なものになります。

 「価格を下げて若者でも買いやすい商品を実現する」というように目的とターゲットが決まった場合、実現方法として考えられるのは生産ラインの見直しによる製造コスト削減、パッケージの見直しや簡素化による包装コスト削減、流通の合理化や最適な在庫管理による流通コスト削減等の方法が実現可能性のある方法として提案されることになります。

 個別の方法の実現可能性に関してはケースごとに異なるため、細かく再検討する必要がありますが、実現方法を提案することで企画に現実的な成功の可能性を持たせることが可能になり、より具体的で実践的な企画に仕上がります。


 企画を立てるときは以上の3点を押さえて立案することが重要になります。何を、誰に、どのようにというのが企画構成の基本です。全ての企画にこの3つは必須の要素となります。企画提案をするときはこの3点を意識して企画を立案してください。

hatenaはてブ


この記事の関連キーワード