マーケティングや企画は、会社の経営にも関わってくる重要な分野の仕事です。間違った方向に舵を切れば赤字を抱えてしまうことになるので、マーケティングや企画に関しては幅広い知識が求められます。
企画でどんな素晴らしいアイデアを思いついても、その後の検証が甘くては企画が失敗に終わりかねないので、マーケティングはとても重要ですがスキルを求められる仕事でもあります。今回は、マーケティング、企画の仕事をする上で役に立つ資格を幾つか紹介していきます。
1. 中小企業診断士
経営コンサルタントとして唯一の国家資格で、日本版MBAとも呼ばれている資格です。中小企業診断士の試験範囲は大学の経営学部などで学ぶ内容を網羅しており、取得は容易ではありませんが、どの業界、職種にも共通している「売り上げを伸ばし、コストを抑え、利益を上げる」ための提案をするために幅広く、高い知識が求められる資格ですので、会社の経営に直結する企画、マーケティングの仕事をする上ではとても役に立ちます。
2. 販売士
中小企業診断士はレベルが高く、合格することが難しい資格ですので、企画・マーケティングに役には立ちますがそれほどハイレベルな知識までは必要ない、という場合には「販売士」がおすすめです。こちらは流通業界で必要とされている顧客のニーズをとらえ、そのニーズにあった商品を提供するとともに商品の開発、販売、物流などを効率的に行うための知識を学びますので、流通業界の仕組みを理解するのに役立つでしょう。企画やマーケティングの民間資格はたくさんありますが、販売士は簿記などと同じ日商の主催ですので安心感もあります。
3. ビジネス・キャリア検定試験
中央職業能力開発協会が主催する、ホワイトカラー向けの検定試験です。事務系の職種について8つの区分に分かれており、「営業・マーケティング部門」であればマーケティング3級、マーケティング2級を受験するようになっています。1級に関しては現在は行われていません。
マーケティング部門では、マーケティング戦略やマーケティングリサーチ、製品価格政策、流通経路政策について学ぶことができますので、より実践的な知識を得ることができます。
ここで紹介した資格は、少しずつ専門とする分野が違いますが、企画に必要なマーケティングの知識を得ることができる点では同じです。企画をする上で、しっかり顧客のニーズや社会の動向などを踏まえて、新商品に関しての検証をすることは企画を失敗させないために重要なこと。資格を取得すれば、そこで得た知識を生かすことができるでしょう。
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