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企画に対する「苦手意識」を克服するために知っておくべき3つの方法

Shingo Hirono

2014/04/09(最終更新日:2014/04/09)


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企画に対する「苦手意識」を克服するために知っておくべき3つの方法 1番目の画像
by NASA Goddard Photo and Video
 仕事で企画を求められる機会は多いですが、中には企画に対して苦手意識を持っている人もいると思います。企画に対する苦手意識は、仕事に対する妨げ以外の何物でもありません。苦手意識を持っていてメリットなど一つもありませんから、早いうちに苦手意識を克服してしまいましょう。今回は、企画に対する苦手意識を克服するための方法を紹介します。

1. 数をこなす

 苦手だからといっていつまでも企画から逃げていては、いつまでたっても苦手意識を克服することは不可能です。苦手意識を克服するためには、避けるのではなくむしろ積極的に挑戦していくことが有効です。どんなことでも挑戦と失敗を繰り返して成功していくもの。企画の出来は気にせずにとにかく数をこなしていけば、精神的な壁は取り払われ苦手意識を克服することができるでしょう。

 数をこなすのに有効な方法が、毎日決められた数の企画を課題として設定することです。出来が悪い企画でも、形だけの企画でも、とにかく毎日仕上げていくことで苦手意識は確実に減っていきます。毎日少しずつでもいいですから、一定の数をこなすことを目指しましょう。

2. 真似をしてみる

 苦手意識を克服するのに有効な方法が、他人の企画を真似してみることです。優れた企画を真似することで、企画に必要な要素や構成の仕方を学ぶことができます。他人の企画を真似するといっても、盗作やパクリを奨励しているわけではありません。スポーツ選手が優秀な選手のフォームを真似するように、画家が先達の絵を模写するように、他人の真似をするというのは非常に優れた学習手段なのです。

 真似をした企画は練習用のものですから、そのまま発表してはいけません。真似をして盗むのは企画の内容ではなく、構成や論理展開といったテクニックの部分です。優れた企画で使われているテクニックを盗めば、企画に対する苦手意識は無くなっていくでしょう。

3. 完璧を目指さない

 企画に対して苦手意識を持つ人の多くが、一分の隙もない企画を仕上げようとする完璧主義者です。完璧な企画を仕上げたいのにそれが実現しない場合、企画に対する苦手意識が生まれてしまいます。

 この場合の克服方法としては、企画は完璧でなければならない、という意識を捨てることです。完璧な企画を提案することができれば理想的ですが、現実的に無理なものはどうしようもありません。重要なのは完璧な企画を考えることではなく、企画そのものを考え出すことです。

 未完成で完璧な企画よりも完成した未熟な企画の方が価値も実用性も上なのですから、とにかく企画を完成させることだけを考えていけば、企画に対する苦手意識も克服されるでしょう。


 企画に対する苦手意識の源を知ることで、精神的な壁を乗り越えるきっかけが生まれます。企画を提案して一発で採用されることはまずありません。企画は提案の第一段階と考え、提案後の話し合いの中で足りない部分を補ったり、優れた部分を伸ばしていくことを目指しましょう。

 あまりプレッシャーを感じずに、アイデアを出すくらいの軽い気持ちで企画に取り組むと、苦手意識に捉われずに企画と向き合うことが可能になります。

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