急に海外からお客様が来た場合や、英語で面接をすることになった場合など、日本においても英語で自己紹介をする機会が増えてきた。
そこで自己紹介をする際に使えるビジネス英語についてポイントと例文を本記事では紹介する。これからの国際社会に向けて、いつでも英語で自己紹介ができるようにしよう。
ビジネス英語で自己紹介をするポイント
ただ日本語を英語に訳した自己紹介では、英語と日本語でニュアンスが違う場合がある。まず英語の本質を理解することが大切だ。
ビジネスシーンにおいて英語で自己紹介する際に注意したい点を以下にまとめるので参考にしよう。
【ビジネス英語で自己紹介をするポイント①】アイコンタクト
英語で会話する際には、「アイコンタクト」をとることが非常に重要視される。
会話をしながら目線を下に向ける行為は、相手に失礼な上に、暗い印象を与えてしまうので避けたい。
アイコンタクトをしっかりとることで、自信のある堂々とした姿を相手に見せることができるのだ。
アイコンタクトは自己紹介のときのみならず、英会話でとても必要なことなので常日頃から意識するようにしよう。
【ビジネス英語で自己紹介をするポイント②】丁寧な言葉遣い
英語で自己紹介をする際に、1番難しいことが「丁寧な言葉遣い」だ。
日本語のような敬語は英語には存在しないが、自己紹介ではスラングを避け、丁寧な言い回しを使うことがマナーである。
「want to」の代わりに「would like to」を使うなど、ビジネス英語の使用を心がけよう。
ネイティヴの真似をして単語を繋げて発音しようとせず、はっきり発音することも合わせて押さえるといいだろう。
【ビジネス英語で自己紹介をするポイント③】簡潔に話す
外国のビジネスシーンにおいて多くの場合は、長々と自己紹介するよりも「簡潔に話す」ことが一般的だ。
相手が自分の職業についてある程度知っている場合は、「I am Taro Yamada from ABC corporation.」だけで十分である。
何度も仕事内容や立場を重ねて伝えたりする必要もなく、質問されない限り自分の仕事内容を細部まで説明する必要もない。
「社名、部署名、そして仕事内容」と相手に必要な情報をシンプルに伝えよう。
【ビジネス英語で自己紹介をするポイント④】自分の性格をアピールする
英語での自己紹介では、職業よりも内面が重視されることが多いので、自分の「性格をアピール」することを意識したい。
ただし、相手に聞かれない限り「I'm a funny man」などと単刀直入に性格を言わないようにしよう。あくまでも会話に含ませることが大切である。
自分にしかない趣味や特技の話など、自分らしさを自己紹介でアピールすると効果的だ。
ビジネスで使える英語の自己紹介【基本例文】
ビジネスシーンで使える!英語で自己紹介をするポイント 2番目の画像
自己紹介のポイントがわかったところで、実際にビジネスシーンで使える自己紹介の英語例文を以下に紹介しよう。
【ビジネスで使える自己紹介の英語表現①】挨拶
自己紹介でまず大切なのが「挨拶」だ。
「Hello」や「Good morning/afternoon/evening 」と基本的な挨拶ができたら、「お会いできて嬉しいです」と英語で伝えよう。
挨拶が済んだら、「How are you doing?」と相手に調子を尋ねることも覚えたい。
【自己紹介で使えるビジネス英語】お会いできて嬉しいです
- It is pleasure to meet/meeting you
- I am glad to meet you
- It is nice to meet/meeting you
【ビジネスで使える自己紹介の英語表現②】名前・出身地・年齢ect
挨拶に続いて、名前や出身地、年齢などの基本情報を伝えよう。
伝える情報はその場の状況によるが、人から紹介されたときなど軽い自己紹介の場合は名前のみで十分だ。
【自己紹介で使えるビジネス英語】名前・出身地・年齢etc
- My name is Mikako. I'm from Japan.
- I'm Taro Yamada. Please call me Taro.
- I'm Kanako. I live in Tokyo.
- My name is Yasuko. I'm 24 years old.
【ビジネスで使える自己紹介の英語表現④】会社名
ビジネスシーンにおいては、クライアントなど社外の相手に対して会社名を言う必要がある。
会社の概要も場合に応じて加えるといいだろう。
【自己紹介で使えるビジネス英語】会社名
- I work for ABC company, an advertising agency.
- I'm from ABC company, .
- I work in advertising.
- We provide Internet services.
【ビジネスで使える自己紹介の英語表現⑤】職業・部署
会社名に続けて、自分が所属する部署を伝えよう。
ビジネスシーンでは部署の紹介が大切なので、相手の部署も把握できるようさまざまな部署を英語で言えるようにするのがオススメだ。
「〜に所属している」を意味する英語表現は「I'm in charge of」「I'm in the ○○ department」だ。
専門職の場合は「I'm a lawyer」や「I'm an engineer」などの表現も可能だ。
「自己紹介で使えるビジネス英語」部署の英語表現
- Human Resources:人事部
- Sales Department:営業部
- Marketing Department:マーケティング部
- Engineering Department:エンジニアリング
- Finance Department:財務部
【ビジネスで使える自己紹介の英語表現⑥】キャリアゴール
面接などではキャリアゴールを聞かれることが多い。
キャリアゴールは相手の持つビジョンがわかる大事な質問なので、あたふたしないように明確なゴールを持っておくことが肝心だ。
自分が人生で何を成し遂げたいのか、どんなキャリアを持ちたいのかなど1度考えてみよう。
【自己紹介で使えるビジネス英語】キャリアゴール
- My goal is to get promotion.(昇進することを目的としています)
- I would like to earn a management position.(取締役をつとめたいと思っております)
- I would like to start my own business. (ビジネスを始めたいと思っております)
【ビジネスで使える自己紹介の英語表現⑦】役職名の英語表現
役職名も英語で覚えておくとビジネスシーンで役に立つ。
「I'm the manager of the sales department of ABC company.」というように自分の役職を相手に伝えたい。
【自己紹介で使えるビジネス英語】役職名の英語表現一覧
- chairman(会長/頭取)
- director(取締役)、president(社長)
- executive vice president(副社長)
- CEO/chief executive officer(最高経営責任者)
- general manager(部長)
- assistant manager(副部長)
- deputy manager(次長)、manager(課長)
- supervisor(係長)
- employee(従業員)
- subcontractor(下請け業者)
- supplier(仕入れ業者)
英語でビジネスシーンに適した自己紹介するための練習法
自己紹介で使える英語表現を押さえたら、次は練習だ。
いきなり英語で話しかけられても焦らないように、しっかり英語を身につけることを意識しよう。
【ビジネスシーンでの自己紹介練習法①】自己紹介原稿を英語で書く
「英語」となるとどうしても日本語で書いてから英語に訳したくなるかもしれない。
しかし、日本語で先に原稿を書いてしまうとニュアンスのずれが生じたり、片言の英語になりかねない。
英語で原稿を書いてみて表現に自信がなければ、英語を得意とする人に添削してもらうと安心だ。
自然な英語を身につけるためにも、最初から英語で原稿を書くことを心がけよう。
【ビジネスシーンでの自己紹介練習法②】声に出して何度も英語を読む
原稿が書けたら、次は自己紹介の言葉がパッと口から出てくるように、何度も原稿を読み上げよう。
鏡の前で練習すると、自分の表情も見れてなおいい。
常にオーディエンスを想像して練習することで、実際に初対面の人に会っても緊張が減るはずだ。
最初は原稿を読み上げるだけでいいが、慣れてきたら原稿なしで話せるように練習すると一層効果的なので試してほしい。
本記事では、ビジネスシーンで使える英語の自己紹介のポイントについて紹介してきた。
日本語でも初対面は緊張するもの。英語での自己紹介はさらに緊張するかもしれないが、社会人としてしっかりこなせるように練習しよう。
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